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スピッツ大学

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2時限目:愛のことば

【愛のことば】

 

アルバム「ハチミツ」に入っている曲。なぜだかこの曲だけ、人気が独り歩きしている感じ…ハチミツには他にもよい曲が入っているのに、不思議です。まぁ、PVまで作られているので、推し曲なのは違いないのでしょう。

 

さわやかな曲調であるが、歌詞の内容はブラックで、割と重たい印象です。色んなところで(公式?)、この曲は「反戦歌」である、または反戦とまではいかないけど、戦争のことについて書かれている、などという解釈を見かけるので、もうその解釈が染み付いてしまっています。タイトル【愛のことば】で、反戦を掲げるとは…。

 

しかし、そういうイメージで聞くと確かに、なるほどな、と思えて来る部分もあります。

 


特に2番からの歌詞がとても印象的で、この歌が反戦歌と称されるに所以する表現がたくさん出てきます。

 

「(彼らの)青い血に染まった 何となく薄い空」
…流された赤い血とは裏腹に、空はとても青かった、みたいな意味だろうか。
「焦げ臭い街」
…戦場に変わり果ててしまった街の様子か。
「ペットボトルで砕け散る」
…ペットボトル、が爆弾を暗喩している、との解釈もあった。

 

そして、Cメロ

 


雲間からこぼれ落ちてく 神様達が見える
心の糸が切れるほど 強く抱きしめたなら

 

この曲を初めて聞いたのは、中学生の頃だったと思いますが、幼心にも、ここの表現は何か暗いものが隠されているとして 何かドキドキしたのを覚えています。この辺りはきっと、人間達の愚かな行い(戦争)によって、神様も心を痛めている、ということを歌っているのでしょうか。

 


ちなみに、これは余談だけど、上述の部分で、僕はTHE BLUE HEARTSの【1985】という歌を思い出します。曲の中に、

 

今 この空は 神様も住めない

そして海まで山分けにするのか 

誰が作った物でもないのに

* 

 

という部分が出てきますが、 両者に繋がりを感じるんですよね。草野さん、ブルーハーツ好きですし、だからというわけではありませんけど、同じような内容のことを歌っているのではないか、と思うわけです。

 

 


限りある未来を 搾り取る日々から
抜け出そうと誘った 君の目に映る海

 

今 煙の中で 溶け合いながら 探し続ける愛のことば

 

しょっぱなの歌詞とサビの一節であるが、この曲で描かれているのは、極限状態での愛、というものでしょうか。徴兵された男とその恋人かもしれないし、戦場に変わり果ててしまった街を逃げ惑っている男女かもしれない。戦火を逃げ惑いながら、理不尽な状況を恨みながらも、それでも生きて、生きて、生き抜いて、愛を探し続ける、そんな悲しく残酷な愛の物語。この辺りは、色んな想像ができそうです。

 


ちなみに、最近(2014年当時)某ドラマの主題歌になっていて、全然似合ってなくて、興ざめしました。タイトルも、【愛のことば -2014mix-】って…。もっとふさわしい曲があったでしょうに、どういう意図でこの曲が選ばれたのでしょうか、謎です。

 

【PV】愛のことば / スピッツ

https://youtu.be/adI0F9wWZ_8