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スピッツ大学

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25時限目:エスカルゴ

【エスカルゴ】

 

アルバム『三日月ロック』に収録されている曲です。個人的に、特にお気に入りの曲のうちの一曲です。スピッツがロックバンドなんだということを、確かに示していると思います。

 


ここのブログでも何度も触れていますが、アルバム『ハヤブサ』によって、スピッツは、ロックバンドとして、もう一度はばたく決意をしました。あくまで僕の印象ですが、アルバム『ハヤブサ』は、その勢いのまま突っ走った部分もあったと思っています。良い意味で勢い重視のアルバムですね。

 

しかし、その次に発売された『三日月ロック』(更に言うと、『スーベニア』とか『さざなみCD』などもその流れを汲んでると思いますが)では、その勢いの部分を、決して押さえるというわけではなくて、磨いて、気持ちの良いロックへと、さらに進化・深化を遂げたと思っています。

 

言うなれば、過去のスピッツと、これから進んでいく、ロックバンドとしての色をさらに出していこうとするスピッツ、これらが気持ちよく融合してきたのが、ちょうどこの『三日月ロック』あたりかな、と個人的には思っています。

 


すこし脱線しました、曲の解説ですね。

 

まず、メロディーが本当に気持ちいいです。スピッツ屈指の気持ちの良い曲だと思います。最初のドラムなんか、本当に気持ちいいですよね、きたー!ってなりますよね。何回気持ちいいって言うんでしょうか。でも本当に、この曲を形容するのに、一番ふさわしい言葉は、”気持ちいい”なんです。

 


で、歌詞の解説ですが…大部分は、あんまりよく分かっていません、笑。

 

まず、僕の印象では、やっぱりラブソングなのかなって感じです。「枯葉舞い 恋の雨が降る」「ハニー 君に届きたい」などの表現から、そう察した次第です。

 


続けて、サビのここの表現に注目しました。

 


ハニー 君をジャマしたい
ごめんなさい 遅かれ早かれ
すべて解るはず 正直な ざらざらの世界へ

 

「君をジャマしたい ごめんなさい」…言葉通りに、ジャマをする、ということが何なのかを考えてみました…何をジャマするのか、と。恋愛に絡めるとすると、君の恋路をジャマしたい、ということでしょうか。つまり、好きになった人は、自分とは別の人に片思いをしている、もしくはすでに恋人がいる、という状況での恋愛、というイメージです。そういう人を、好きになってしまったのです。

 

「ざらざらの世界へ」…何度もこの歌の中に出てくるフレーズで、印象に残りますが、これは何を意味してるのでしょうか。ざらざらな…うーむ、色々と障害が多いということを表しているのでしょうか。

 

別の部分では、「何も迷わない 追いかける ざらざらの世界へ」となっていることから、障害が多い恋愛だとしても、もう迷わない、という強い決意を感じます。



しかし、そのような強い決意を示しながらも、タイトルは『エスカルゴ』なんですね。エスカルゴ(escargot)とは、フランス語で”カタツムリ”を意味しますが、曲の疾走感や歌詞には少しミスマッチな気もします。どちらかというと、カタツムリと聞いて抱くイメージとしては、閉じこもっている、ゆっくりと動く、(人によっては)気持ち悪い、等が一般的でしょうしね。

 

良い方に捉えると、殻の内側に強い信念を持って、恋愛は決して上手じゃないながらも必死で頑張っている、そんな健気な姿が浮かんできますね。頑張れ、エスカルゴ!



ちなみに、上記のエスカルゴという言葉のイメージから、この曲を「引きこもりの歌」あるいは「引きこもりから立ち直る歌」として捉える解釈もありました。それもありかも知れませんね。