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33時限目:オパビニア

【オパビニア】

 

アルバム『小さな生き物』に収録されている曲です。このアルバムには、生き物の名前を冠したタイトルの曲が多いんですが、このオパビニアも、どうやら生き物の名前らしいです。

 

どんな姿か想像してみてください。そして、その想像と本物があっているか、確かめてください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%91%E3%83%93%E3%83%8B%E3%82%A2


オパビニア、学名は”Opabinia”らしいです。どうでしょうか、風の谷のナウシカに出てくる、王蟲(オウム)などを思い浮かべるのは、きっと僕だけではないはずです。

 

そこに書いてある説明で事足りると思いますが、少しそのまま引用させてもらうと、オパビニアは、約5億2,500万~約5億500万年前の海に生息していた動物だそうです。

 

体長はおよそ4~7センチメートル程度…もっとでかいイメージですけどね、案外『小さな生き物』なんですね。頭部にゾウの鼻のような管状の器官や5つの眼といった、他には全く見られない独特の形態を持つ…以下略ということで、想像図を見る限りでは、現代に似たような生き物が思いつきませんね。滑稽と思うか、奇妙と思うか、一周回って可愛いと思うかどうかは、個人的な趣向に任せます。

 


曲に関してですが。

 

まず、曲調が少し面白くて、最初はゆったり始まったかと思えば、サビに入ってテンポアップするという、加速を見せる曲です。Aメロ・Bメロ・サビは4/4拍子、間奏は3/4拍子…で合ってますかね。変拍子が特徴的な曲調です。

(※追記 間奏は、7/4拍子?それとも、3/4拍子と4/4拍子の組み合わせ?そもそも、この2つは同じ?違う?) 

 


歌詞に関してですが、まず、歌詞の出だしの部分で、”オパビニア”という言葉が使われているところがあるので、載せてみます。

 


巡りあいはただ あくびもらったあとの
両目閉じる感じの ヘタなウィンクからどれくらい?

誇り高きあの オパビニアの子孫
俺は生きていた 妄想から覚めてここにいた

 

というふうに使われています。全体的に読んでいくと、恋愛が絡んでくる歌になっているようですが、ここの部分は何となく、長いこと恋愛をしていなかった、いわゆる恋愛ニートが、恋に落ちたという描写のように思いました。

 

最初の2行なんかは、とても素敵な表現ですよね。「あくびもらったあとの 両目閉じる感じの…」というフレーズは、偶然に、そして一瞬にして恋に落ちた、という表現でしょうか。



そして、肝心の”オパビニア”という言葉を使っている意図ですが、”自分はオパビニア(の子孫)だ”と表現する意図は2つ考えられました。

 

①先のオパビニアの想像図を見ていただけると分かるように、少なくとも、美しい姿をしていません。それと自分を重ね合わせることで、自信の無さを、自虐的に表現している。

 

②オパビニアが生きていたのは、遥か昔、当然今は絶滅していて、おそらく、この歌で気になって”オパビニア”という言葉を調べなければ、到底知っていた方は少ないでしょう。そんな風に、自分は時代から取り残されていた存在だったのだ、という、これもやはり自分を自虐的に言っている。

 

これらの可能性を考えました。

 

その他、「デートに向かない坂道を 君の手を引いてかけあがり」とか、「イカした贈り物 探してる」とか、「にぶい男でも さすがにわかった 盗まれていたこと」などのフレーズもありますが、共通して見えてくる人物は、不器用にも、恋愛に立ち向かって、必死に頑張っている姿でした。

 


そんな、かわいい歌の印象ですが、気になるのは、この部分。

 


あそこへとつづく坂道を 息を切らしてかけ上がり
恋も希望も取り返す ちょっとやそっとじゃ終われない

 

うーん、また悪い癖ですが、ちょっと卑猥?って思いました。あそこって…どこ?そういう歌なら、”オパビニア”の長い鼻って…何を表してる?など。深読みしてしまいました。まぁ、草野さんのことだから、それも込みで、この歌を作ったと、考えられなくもないです、それがデフォルトですからね。