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スピッツ大学

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35時限目:俺のすべて

スピッツ全曲研究セミナー

【俺のすべて】

 

シングル『ロビンソン』のカップリングとして、そしてアルバム『花鳥風月』に収録されている曲です。タイトルからワイルドな雰囲気が漂っていますが、曲の内容ももちろんワイルドです。

 

この曲は、本当にLIVEで化ける曲だと思います…まぁ、生では見たことなのですが、ライヴ映像などを、いつも盛り上がっているなぁって思いながら見ています。

 

まず、タンバリン草野さんですよね。この曲では草野さんは、いつもギターを握らず、タンバリンを振りながら歌っているんです。めずらしいですよね。

 

そして、リーダー(ベースの人です)のはっちゃけぶりですよ。まぁ、リーダーは色んな曲ではっちゃけてはいますが…この曲に関しては、そのはっちゃけぶりが最高潮に達しますよね。まるでギターかと思うようなフレーズを弾いたり、高いところに上ってパフォーマンスをしてみたり、弦を素手でぶっちぎったりしています。

 

リーダーだけじゃなくて、草野さんも崎山さんも三輪さんも、本当に楽しそうに演奏しているのが印象的な曲です。何度も言うように、スピッツ屈指のLIVE曲だと思います。

 


さて、曲の感想・解釈です。

 

この曲は、タイトル通り、”俺”という人間のワイルド生き方を歌った歌になっています。出だしから、

 


燃えるようなアバンチュール うすい胸を焦がす
これが俺のすべて

 

と、もうすでに言い切ってくれているので、もう何にも言うことはないんですけどね。アバンチュールとは、フランス語で”aventure”と書いて、その意味は”恋の冒険、火遊び”です。それが、俺のすべてだ!と言い切っていますのでね…それはそれはワイルドな人なのでしょうね。

 


「歩き疲れて へたり込んだら崖っぷち」
もう常に、崖っぷちの人生なんでしょうね。その日その日を生きることに精いっぱい、というか、そういう状況に追い込んでいるのは、紛れもなく自分自身なのかも知れません、ワイルドだろ。

 

「そして今日も 沈む夕日を背にうけて」
なんかかっこいいですよね、そして夜の街に溶け込んでいくんでしょうか、ワイルドだろ。

 

「俺の前世は たぶんサギ師かまじない師」
こういう言い方をする時って、今の自分(現世の自分)がそういうことをしている時ですよね。言葉通り、サギ師まがいの、インチキなまじない師まがいのことをして生きているのでしょう。ギャンブルにはまってお金がなくなっていたり、もしかしたら、金とかふんだくったりして、あっちこっちに敵を作っているのかもしれませんね、ワイルドだろ。

 

「何にも知らないお前と ふれてるだけのキスをする」
特定の女はつくらない主義的な、その土地その土地に女が居るみたいな、あるいは、その日ごとに違う女を抱くみたいな、ワイルドだろ。

 

など。ワイルド尽くしですね。

 


日ごと違う女を抱き、ギャンブルにはまって常にぎりぎりの生活を送っていると…例えば、具体的には誰が思い浮かぶだろう。

 

ギャンブル好きでぎりぎり、というところだけ切り取れば、”カイジ”が思い浮かびました。あとはイメージだげでですけど、”ルパン三世”とか、”ゴルゴ13”とか、現実の世界だと誰でしょう、”勝新太郎”とか”みのもんた”とか…もっと若いイメージですけどね…。