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68時限目:シロクマ

【シロクマ】

 

■37作目のシングル『シロクマ / ビギナー』に、両A面の片割れとして収録されています。同シングルには、A面の2曲に加えて、【ナイフ】と【シロクマ】のライブテイクが収録されていて、お得感が満載ですね、新曲のライブテイクが、その収録シングルで聴けちゃうとはね。

 

【シロクマ】は、アルバム『とげまる』にも収録されています。

 

個人的ランキング、195曲中45位でした。こんなに上位に位置しているとは、正直意外でしたが、この曲は印象に残っています…まぁ正確には、両A面のもう一方の曲の方が、強く印象に残っていますが、それはまた別のお話で。まだ当分先になりますね…。

 


■シングルのジャケットに写っている車(イセッタという車種らしいですね)のナンバーが、"46-90"となっています。これは語呂合わせで、紛れもなく”シロクマ”と読むことができますね。

 

僕の中で、曲名を聴いて、すぐに語呂合わせで数字が浮かぶ曲が3曲あります。それは、【漣】(3373)、【シロクマ】(4690)、そして、これだけはまだ未紹介ですが、【8823】です。4ケタのパスワードや、車のナンバープレートに使うには、この辺りが最適でしょうか、笑。それとも、他にありますかねぇ。

 


■曲の説明・解釈ですが、まず何と言っても、このタイトルですよね、【シロクマ】とはね、こんなタイトルで曲を作ろうとする神経をうたg…いや、天才的だと思いますよ、ほんとに。しかも、ちゃんと良い曲になっちゃうんですからね。

 

タイトルやPV、シングルジャケットなどから、かわいらしい印象を受けますが、歌詞を読んでいると、その印象とは一変、色々なことを感じさせられます。

 


一番様子が分かる歌詞としては、出だしですかね。

 


あわただしい毎日 ここはどこだ?
すごく疲れたシロクマです

 

ここの歌詞と、PVに出てくる”ネクタイをして仕事用バックを手に持っているシロクマ”とを合わせて考えると、ここの”あわただしい毎日”というのが、何となく、仕事に追われてあわただしい毎日、という解釈につながります。

 

仕事が忙しくて、疲れ果てて、自分を見失いそうになっている、という感じでしょうか。”ここはどこだ?”ですからね、相当疲れてるんでしょうね。何となく曜日の感覚がなくなる感じをイメージしました。

 


そしてサビのこのフレーズにつなげます。

 


今すぐ抜け出して 君と笑いたい まだ跳べるかな

 

”君”とは、恋人でしょうか。それとも、片思いしている相手でしょうか。まぁ別に異性に限定しなくても、同性の親友だとかかも知れませんが、やっぱりこの場合は、なかなか会えない恋人を当てはめるのが一番しっくりくるかと思います。

 

仕事が忙しいせいで、まともに恋人に会えない日々が続いていて、早くそこから抜け出して、君(恋人)に会いたいな、と思っているのでしょう。

 


■そして、肝心の”シロクマ”の意味ですが、上述のような解釈につなげると、疲れ果てて、顔色もあまりよくない、不摂生な生活がたたって少しメタボ気味の人物像が浮かびます。

 

先ほども書いたように、ちょうどPVに”ネクタイをして仕事用バックを手に持っているシロクマ”が出てくるので、そんなイメージです。仕事から、一人暮らしのアパートに帰ってきて、着替えもしないで、ごろんとソファに寝転がってしまう。そういえば、なかなか君に会えてないな、会いたいな、と思いながら、一人缶ビールを飲みほすと、そういうイメージですかね。

 


■とまぁ、こんな風な解釈に落ち着くかと思うのですが…というより、この解釈が一番しっくりくると自分でも思っています。しかし、少し深読み、想像を膨らまさせてください。

 


歌詞の中にいくつか気になるフレーズがあります。いくつかあるんですが、とりあえず一番気になるフレーズを紹介します。そのフレーズとは、”星になる少し前に”です。

 

”星になる少し前に”とは、何か意味深ですよね。普通、星になる、というフレーズは、”死”を連想させます。亡くなった人のことを指して、”星になった”ということはよく言われますからね。

 

ということは、この”星になる少し前に”とは、死んでしまう少し前に、と訳すことができます。じゃあ、ここの”死”の原因や理由は、何なのでしょうか。

 


■例えば、恋人である”君”は、もう死んでいるので、自分も死んで会いに行こうとしているというイメージです。しかし、これは色んな所のつながりがおかしくなってしまう気がしますので、微妙なところです。

 

他の考え方をしてみると、例えば、”妻に先立たれた男”とかって考えてみると、何か急に悲しくなってきますけどね。妻である”君”を亡くして、ただ仕事に追われる毎日を送っている男、家に帰っても出迎えてくれる人は居なく、ゴロゴロしている。”今すぐ抜け出して”=自分も死んで、君に会いたいな、と思いながら…なんて解釈は悲し過ぎますね。

 

 

あとは、シロクマ…つまり、君に会いたいと思っている人物の方が、何らかの病気で、床に伏しているというイメージです。そして、自分の死期が近いことを知っており、死ぬ前に君に会いたいな、と願っているという解釈です。ですが、これも、出だしの”あわただしい毎日”との整合性がない気がします。

 


2つの解釈とも、まぁありっちゃありかもしれませんが、蛇足でしたかね。やはり素直に、一番最初の解釈、仕事に追われてなかなか君に会えない”シロクマ”の解釈がしっくりきます、ということでよろしくお願いします。

 

シロクマ(愛くるしいシロクマ!)

https://youtu.be/UiYl1r5m5a0