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86時限目:旅の途中

【旅の途中】

 

■アルバム『三日月ロック』に収録されている曲です。

 

個人的ランキング、195曲中21位でした。僕は、この曲が本当に大好きなんです。アルバム『三日月ロック』は、例えば、僕の個人ランキングなどでもベスト10に入っている、【けもの道】や【エスカルゴ】(他にも、【夜を駆ける】とか、シングル曲も人気)など、目立って「これだ!」って曲も多いんですけど、僕はこの、【旅の途中】という曲にもスポットを当てたいんです。

 

wikiによると、実質、アルバムを締めくくりまとめる役目の曲、とありました。そして同じく、「バンドとしてもまだ旅の途中」という思いも込められている、とも書かれていました。スピッツにとって、この曲は重要な曲なんだと察します。

 

あんまり、目立っていない気がするんですけど、本当に素晴らしい曲です。曲を載せられないのが残念ですが、ぜひ聴いてみてください。こういう、ロックとフォークソングの間のような曲こそ、スピッツの真骨頂のような気がするんですが、どうでしょうか。

 


■”旅の途中”と言えば、スピッツが結成20周年を迎えた、2007年に発売された書籍の名前にもなっています。結成から、それまでの色んなスピッツの話を収めた、まさに「スピッツ大辞典」と言うべきものだと思いますが、僕は残念ながら持っていません、読んでみたいですけどね。

(追記 : 書籍「旅の途中」は、その後、古本屋にて発見し、購入して読むことができました。大変おもしろい内容です、スピッツファンは、必読!)

 

『三日月ロック』が発売になった、つまり【旅の途中】という曲が世に発表されたのが2002年、そして、書籍「旅の途中」が発売されたのが2007年です。両者の発売には、割と離れがありますが、スピッツの中で”旅の途中”という言葉自体が、ずっと重要だったのではないでしょうか。

 

余談になりますが、僕の大好きなthe pillowsというバンドが、代表曲である【ハイブリッドレインボウ】という曲の中で、”ここは途中なんだって信じたい”と歌っています。the pillowsスピッツと同じで、色んな苦労を重ねながらも、もう30年近く活動を続けているバンドです。

 

こんなに長く、メンバーが変わることなく、バンドを続けるためには、本当にパワーのいることだろうなと、想像しようとしてもしきれません。まさに、両バンドのメンバーたちは、自分たちがいつだって旅の途中にいるんだとして、常に前に進んできたのでしょう。ゴールなんてないのだと、そういうことですよね。

 


ちなみに、スピッツ関係の書籍で、1998年に発売された、その名も「スピッツ」という本があるんですが、これは持ってます。真っ白で、なんかよく分からないけどふわふわした表紙に、青い文字で”スピッツ”とシンプルに書かれている本なんです。

 

僕はこの本を、いつだったか、たまたま古本屋で見つけて購入しました。450ページ以上ある分厚い代物で、読むのに苦労します…というより、もう内容なんてほとんど覚えていません…。このブログを書くようになって、取り出して曲の情報などがないかどうか、また少しだけ読むようになりました。

 


■ということで、曲の紹介、解釈についてです。

 

まずこの曲は、何と言っても、アコースティックギターの音色が、とても心地よく聴こえてきます。イントロのアルペジオから、もう本当にはっとするくらいきれいで心地いいんです。

 

ギターのアルペジオ、ベースの音、あと歌詞カードによるとプログラミングと書いてありましたが、それらの音が、互いに互いを邪魔することなく、本当にきれいに重なって、ひとつの旋律にまとまって流れていくって感じです。

 

本当に、”きれいな曲”という説明が、一番ふさわしいと思います。バンドサウンドで、こんなに息の合った、きれいな演奏ができるとは、長年活動を共にしてきたスピッツメンバーだからこそなせる業だとつくづく思います。

 


■歌詞に関してですが、先述の通りこの曲は、スピッツというバンドとして、まだまだ自分たちは、”旅の途中”にいるんだという思いを込めているらしいですが、歌詞は一貫して、”君”という一人の人物に焦点を当てています。

 


君はやってきた あの坂道を
かけのぼってやって来た

 

”君”という人物のストーリーとして、例えば、読み手は一人一人自分のストーリーとして想像してもいいし、”君”をスピッツと置き換えて読んでも、どちらとも成立するようになっていると思います。

 


■”旅の途中”というフレーズが歌中に出てくるところとして、次の2箇所があります。

 


ゆううつな迷い子をなでるように
風は吹きぬけてく 旅の途中

 

旅とは、本来孤独なものです。そして、どんなに頑張って歩いても、その歩みを、やすやすと追い抜いていく存在というものは、いつだっているものです。

 

かくいう僕も、思い通りに、自分の仕事や生活が成り立つようになるまでは、この歳になっても、まだ先なんだろうなって感じです。その間にも、自分より若い連中は、どんどんと前に進んでいってるっていうのに…と、愚痴は止まらなくなりそうですが…。

 



正気な言葉をポケットに入れて
たまには振り返る 旅の途中

 

長い長い旅の途中で、自分が歩いてきた道を振り返って、過去や思い出を懐かしんでいる。思えば、遠くまで来たものだなぁ、と。そういう場面が浮かんできます。

 

かくいう自分もそうなんd…。

 


■先ほどの、スピッツthe pillowsの話じゃないですけど、何かを長く続けていくっていうことは、本当に根気やパワーがいるものです。

 

そこへきて、”途中”という言葉には、不思議な魅力があるんです。まだ、”終り”じゃないんです、何にも終わってないんです。今の自分がいる場所は、いつだって、いつか迎える終わりまでの道のりの”途中”なんだと…いや、きっと終わりを迎えたって、また何かが始まって、”ここは途中だ!”って思うかもしれません。というより、そう思わないと、やっていけないじゃないですか、立ち止まってしまうじゃないですか。

 

そういう思いで、スピッツthe pillowsもやってきたのでしょう。そして、未だ、”旅の途中”にいる、全ての人たちへ、僕も含めて…この曲を聴いて、頑張っていきましょう!

 

 

 

 

 

…って、なんだ、今回の記事は!?

 

最後に言っておきますが、本当に素晴らしい曲です。それだけ、分かってください!