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特講:日本一かっこいいザコキャラ

 

THE GREAT JAMBOREE 2014“FESTIVARENA”日本武道館【DVD】(デラックスエディション-完全数量限定生産盤-)

THE GREAT JAMBOREE 2014“FESTIVARENA”日本武道館【DVD】(デラックスエディション-完全数量限定生産盤-)

 

 

■ようやく買いました、『THE GREAT JAMBOREE 2014 "FESTIVARENA" 日本武道館

 

この作品が発売になったのは、今年の元日(2016年1月1日)のこと。ほう、元日に発売だと…こりゃ一年の景気づけに、早めにゲットして、福をもらっておこうかと思っていたが、あれよあれよと時が過ぎて、この時期ですよ。

 


みっともない理由を書くと。

 

今回の作品は、デラックスエディション(初回限定盤)と、通常版の2形態があったんだが、僕はお金をケチるために、通常版を買おうとしていた。限定盤に入っている、特典映像やブックレットなどが見れないのは惜しかったけどね。

 

そんで、家の近くのCDショップには、初回限定盤の方しかなくて。いやぁ、どうしようかな、こっち買っちゃおうかなー、うーん…と考えに考えて、2ヶ月半が経過。

 

で、結局、ようやく大きなCDショップに出かける機会がつい先日あって、そこで無事に通常版をゲットしたというね、どうでもいい話だけど。


まぁ、自分の中で、色んなことが一段落した時期でもあったのでね、この時期に手に入れることができたのは、一種の自分へのご褒美と言うか、そういうもんだと思うことにする。

 


■ということで、『THE GREAT JAMBOREE 2014 "FESTIVARENA" 日本武道館』のお話。ちょうど今、全部通して一回観終わって、気になるところを見返しているところだ。

 

MCもたっぷり入っていて、非常に楽しめる作品だったんだけど、そのMCの中で草野さんが、「結成したのが、27年前のちょうどこの時」としゃべっていた(ちなみに、デビューしてからは23年)。

 

かつて、「武道館ではやらない」と発言していた(らしい)けど、結成して27年目で初の武道館とはね、長い長い年月は想像だにできません。何となく今更感がするんだけど、やっぱり今も昔も、武道館はロックの聖地だからね、特別な事なんだろうね。”武道”館なのに、”ロック”の聖地とはね。

 


ちなみに、そういう話を考えると、僕はthe pillowsというバンドのことも同時に思い出す。

 

the pillowsも、結成20年で初めて武道館のステージを踏んだ、スピッツと同様に、ロック魂を体現しているようなロックバンドなんだけど、そこら辺で何となく、スピッツthe pillowsで繋がる部分を感じて、嬉しくなります。さわおさんと草野さん、対談とかしてくんねーかな。

 


■さて、肝心のDVDの内容の話だけど…音楽DVDの感想をしゃべることほど、書きにくいことはないな、だって百聞は一見にしかずだもんな。特に僕は、別で全曲紹介の記事を書いているのでね、曲の紹介自体は、そこに任せておく。

 

ということで、あんまりまとまってない!、と最初に言い訳しておくよ!

 


今回のDVDで、全体的に感じたのは…まぁ毎回感じることではあるんだけど、何度も聴いて、聴きなれている曲でも、新鮮な気持ちで楽しめる、ということ。”懐かしい”と”新しい”が2度楽しめるのが、スピッツのライブDVDのいいところだと思う。

 

特に印象に残ったのは、【プール】【フェイクファー】【愛のことば】【バニーガール】などかな。どれも割と古い曲なので、本当に懐かしいんだけど、今のスピッツでやると、どれも生まれ変わって聴こえる。

 


あと、今回のライブでは、草野さんがアコースティックギターを握っている曲が多かったような気がしたんだけど…気のせいかな。音作りが本当に良いんだと思うんだけど、草野さんのアコースティックギターの音って、すごくきれいに聴こえるよね。

 

そして、最後の怒涛の4曲ね、【8823】→【野生のポルカ】→【トンガリ'95】→【俺のすべて】の流れ、圧巻だったね、本当に楽しそうにメンバーが演奏しているのは、見ているこっちまで楽しくなるし、僕も画面の前で、自然に体がリズムに合わせて動いていた、笑。

 


■「最高に生かしたザコキャラを目指して、頑張っていくので…(以下略)」
MCの中で、草野さんはこんな風に喋っていたのが、印象的だったし、ある意味笑った。

 

まさに、スピッツらしい、草野さんらしい言葉だと思う。スピッツはほんとに、”日本一かっこいいザコキャラ”だよね。だって、バンド名”スピッツ”だからね、いかにも弱々しい響きだけど、そこから誰が、こんなかっこいいロックンロールを鳴らすバンドだと想像できただろうか。

 

ボスキャラにならなくてもいい、ましてや、ヒーローにならなくてもいい、そういう生き方も、ある意味素晴らしいかもしれないね。もっとも、僕にとってスピッツは、十分ヒーローなんだけどね。

 


■ということで、宝物のDVDがまたひとつ増えました。本当に素晴らしい作品だと思う。買って損なしです!