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スピッツ大学

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111時限目:仲良し

【仲良し】

 

■シングル『運命の人』のカップリング曲であり、アルバム『フェイクファー』にも収録されました。もともとこの曲は、A面候補(シングル曲候補)として作られたそうです。個人的ランキング、195曲中69位の曲です。

 

『フェイクファー』に収録されている【仲良し】は、特に"album version"などの表記はないですが、『運命の人』カップリング収録の同曲とは、少し違っているようです。wiki曰く、”ギターの音の配置がシングルのものとは異なっているが、理由は特に無く、単なるお遊び。”だそうです。カップリングバージョンの【仲良し】を聴いたことがないので、僕は詳しいことは分かりませんが、まぁ何かしら違いがあるのでしょう。

 

いずれにせよ、イントロからアコースティックギターの音がきれいな曲です。カントリー調と言うか、牧歌的で優しい雰囲気の曲だと思います。

 


■この曲に関しては、出だしのフレーズが、全てを語っていると思います。

 


いつも仲良しでいいよねって言われて
でもどこかブルーになってた あれは恋だった

 

この2行の破壊力(?)よ、なんともすごい2行だと思いませんか!まるで、ジブリの映画のキャッチフレーズのようです。こんなに簡潔なのに、切なく、胸がキュンとなるような、そんな気持ちに一気にさせてくれる2行を、僕は知りません!

 


歌詞を読んだ限り、この歌詞(「いつも仲良しでいいよね」というセリフ)は、女の子が男の子へと言った言葉だと思われます。

 

僕の想像だと、きっと2人は幼馴染だったんでしょう。小さい頃からずっと仲が良かった、男の子と女の子。しかし、大きくなっていくにつれて、男の子の方が気付くわけですね、いつも自分の側にいた女の子のことを、幼馴染としてではなくて、恋愛対象として想いはじめている自分に。

 

しかし、そういう想いに、気付いてか、それとも気付いていないままか、女の子は男の子に言うわけです…「ずっと友達でいようね」と。きっと、具体的に告白などはしていないんじゃないかな、と思います。だからこそ、なおさら切ないんですよね、人の気も知らないで…って感じですよね。

 

さらに、これも個人的な想像なんですけど、この曲で何となく、祭りの風景を思い浮かべていたんです。縁日かなんかで、出店を回っている幼馴染をイメージして、いつも聴いています。

 


■その他、この歌には、そういう切ないフレーズがたくさん出てきます。個人的には、

 


サンダル履きの足指に見とれた
小さな花さかせた あれは恋だった

 

とか、

 


悪ふざけで飛べたのさ 気のせいだと悟らずにいられたなら

 

なども、まさにマサムネ節ですよね。”サンダル履きの…”なんかは、一気に景色が浮かんできますからね。


そんな、ジブリとか、あだち充作品とか、そういうかわいらしいストーリーを思わせる、切ない曲です。