スピッツ大学

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スピッツ3050 × 僕2030 part1

■僕がスピッツと出会ったのは、もうかれこれ、20年以上も前のことになる。

 

僕自身は、まだ小学高学年の少年だった。小学校には、帰りの会というものがあったが(今でもあるよね?笑)、その帰りの会では、歌を歌うというコーナーがあった。多分、「帰りの歌」みたいな名前のコーナーだったと思う。

 

帰りの歌のコーナーで歌う歌は、児童らに委ねられていたので、僕らが主体となって、歌う歌を自由に決めていた。小学高学年というと、ちょうど日本のポップソングなどに興味を持ち始めるような時期だ。なので、帰りの歌にも、そういう歌が並んだ。ジャニーズ系の歌、小室ファミリーの歌、BEING系の歌など、そういうものが多かった気がする。

 


■そういう歌に並んで、ある歌が帰りの会の歌に選ばれた。

 

小学生の僕には少し難解な部分もあったが耳に残る歌詞、
すぐに耳になじみ歌い出したくなるようなメロディー、
そして、聴き心地の良いきれいな歌声。

 

その歌こそ、まさに、スピッツの【チェリー】という歌だった。

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■音楽の好みというのは、常々変わっていくもので、小学生から社会人になって、そして30代へ…と考えてみると、それは当たり前のことだ。

 

それは、アーティスト側も同じことだと思う。10年20年30年…と長く活動していく中で、音楽の方向性も変わっていったり、バンドメンバーが本バンドと並行して違うバンドを結成したり、メンバーが脱退したり、それに伴って新しいメンバーが加入したりする。

 

そして、そもそも、ずっと継続していくこと自体も難しいこと。僕自身が大好きだったバンドやアーティストの中にも、解散したり、無期限に活動を辞めてしまったバンドがたくさんある。

 


■僕自身の変化、そして、バンドの音楽性の変化…

 

その両方を考えてみても、20年以上も、ずっとスピッツを好きで居続けてこれたのは、多分すごいことなんだと思うし、幸せなことなんだとも思う。もちろん、スピッツだけじゃなくて、他にもたくさん好きなバンドがあるから、決して、スピッツだけを聴いてきたとかそういう意味じゃないけれど、こんなに長い間好きで居続けているのは、スピッツ以外にない。

 

20年以上も前に、まぁ「帰りの歌」というきっかけはあったけど、たくさん用意された歌の中から、スピッツを選んで、好んで聴きはじめた当時の自分に、すごいぞ!って言ってあげたい、笑。

 


今でも長く活動しているバンドであったなら、例えばそれが、Mr.Childrenになっていたかもしれないし、例えばそれが、B'z(は元々好きだったけど)になっていたかもしれないし、ひょっとしたらジャニーズ系や小室ファミリーのアーティストになっていたかもしれない。

 

しかし、僕の中では、それがスピッツだったんだね。スピッツが放つ光が、きっとしっくりきて、その時は無邪気に、何かを感じたんだろうね。だから、うまく出会ってくれたなって思う。だって、それから20年以上も、ずっと好きで居続けることができたんだから。そして、それはこれからもずっと。

 

(…続く?)

 

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