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211時限目:リコシェ号

リコシェ号】

 

リコシェ号

リコシェ号

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■アルバム『惑星のかけら』に収録されているインストゥルメンタル曲です。個人的ランキング、195曲中143位でした。

 

ちなみに、この曲で以って、スピッツインスト曲3曲を紹介し切りましたが、個人的インスト曲ランキングを発表すると、

 

第1位 リコシェ
第2位 宇宙虫
第3位 scat

 

に…たった今、なりました。どうですか皆さん、スピッツのインスト曲、好きですか?ちなみに、武道館ライヴの映像作品では、オープニングで、全部をメドレーにしてつなげたのを聴くことが出来ます。

 


■さて、【リコシェ号】。

 

作曲は三輪さんです。元々は歌入りだったそうですが、結局インスト曲になっています。ただ、歌詞カードには記載されていませんが、サビ(?)に、

 


ゴーゴーゴー リコシェ
ゴーゴーゴー リコシェ
ゴーゴーゴー リコシェ
オーイエー

 

というボーカル…というより、コーラスが入っています。

 


あと、この”リコシェ”という言葉についてですが、僕はてっきりまた造語かなと思っていたのですが、英語で”Ricochet”と書き、跳飛、跳弾(石や銃弾などが跳ね返ること)という意味があるようです。

 

ただまぁ、”リコシェ号”ですからね、”リコシェ”という言葉自体の意味よりも、マシンの名前のようなイメージですけどね、そういう意味では、やはり造語なのかもしれません。

 


■曲のイメージとしては、リコシェ号がワープ空間を通って飛んでいくという感じです。リコシェ号のイメージは、飛行機や自動車というよりは、スペースロケットみたいな感じでしょうか、

 

曲の始まりで、”チュイーーーン”という音が鳴って(ワープ空間に入った)、そこから曲が盛り上がっていき、常にバックで”ギューーーン”、”ギュワギュワギュワギュワ”という音が鳴っていて(絶賛ワープ中)、曲のアウトロも”ピロピロピロピロ”という音がフェードアウト(飛び去って行くリコシェ号)していく感じです。

 

擬音ばっかり…これ以上は歌詞にできない、苦笑。

 


■アルバム全体で聴くと、この【リコシェ号】が最後に入っているので、アルバムのエンドロールみたいな感じです。

 

アルバム『惑星のかけら』の記事などでも書かせていただきましたが、個人的にこのアルバムは全体で、短編小説集(あるいは、短編映画集)のようなイメージなんです。

 

【惑星のかけら】がオープニング、本の表表紙、そこからのアルバムの曲たちがひとつひとつのお話で、最後の【リコシェ号】でエンディング、本の裏表紙…という流れですかね。

 


また、アルバム『惑星のかけら』自体が、草野さんの妄想世界を色濃く表した作品であるので、”リコシェ号”に乗って、その妄想世界を縦横無尽に飛び回って旅しているイメージです。

 

妄想の象徴(中枢)が、”惑星(のかけら)”だとも僕は書きましたが、そこへ向かって飛んでいる、ともイメージできますかね。