スピッツ大学

ステイホームしながら通える大学です!

スピッツ大学の一旦休止に際して 報告と思うこと

■おはこんばんちは、学長のitukamitanijiでございます。

 

これを打っている日時は、2018年12月29日でございます。リアルタイムで見ておられる方には、どうか良いお年を!

 


ということで、早速本題に入ります。

 

同じことを何度も書いていますが、2018年12月現在の時点で、これまでに書きたかった全ての記事を、一旦書き終えることができました。

 

ここスピッツ大学で、一番力を入れてやってきたことは、「スピッツが発表した全曲を紹介・解説すること」でした。具体的には、スピッツ全曲研究セミナーと、スピッツ全アルバム研究セミナーを書き終えることでした。インディーズの楽曲を除いて、いわゆる”普通に聴く”ことができる楽曲について、全て紹介することが目標でした。

 

期間にして、3年半くらいでしょうか…まぁ最初の方の記事は、前身のブログからのコピペだったので、そこを合わせると、合計4年くらいでしょうか。スピッツ全曲研究セミナーについては、アルバム『醒めない』の収録曲、その後に発表された新曲たちを経て、最後はおまけで【晴れの日はプカプカプー】まで…229時限目(記事)まで書き終えています。

 


…ということで、もうネタがございません!

 

まぁ、ネタなんて言うのは、本当は無理やり作ればいいのですが、ことスピッツ大学に関しては、先述の通り、スピッツの楽曲があって成立するところなので、それを全て紹介しつくした現状では、もうできることがありません。

 

つきましては、スピッツ大学の更新は、一旦ここで止めます。また、スピッツの活動に何か動きがあったら…特に新作の発表がありましたら、またここで思う存分書きたいですね。2019年には、スピッツの新しいシングルやアルバムが出そうですかね?それまで、いちファンとして、待ちたいと思います。

 


これまでずっと意欲が続いたのも、やっぱりたくさんの方が読んでくださっていたからだと思います。本当にありがとうございます。まぁ、全然終わりじゃないですからね、また新しい曲が出た時は、「そういえば、アイツ書いてるかもしれないな」とか思い出して、良かったらまた遊びに…いや、講義を受けに来てください。


…と、形式的にですが、あいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。

 

 

 

■ということで、ここからはまた、長くスピッツ大学を書いてきた、個人的な気持ちをダバダバと書いていくので、興味のお有りの方はこのまま読み進めてください。

 

今回、この一旦のスピッツ大学の終わりに際して、これまであまりやらなかったことですが、質問・ご意見などを募りました。そんなに集まってないのですが、それを基に、自分の気持ちを書いていきたいと思います。

 

 


「実は去年の広島ライブで斜め後ろくらいにいました。MCで座る気配が一向にないのが、私とitukamitanijiさんくらいだったのとメモに曲を書かれていて、すぐにわかりました!」

 

まずは、いきなりこちら笑。

 

何と、僕は目撃されていたようなのです、多分僕だったんでしょうね笑。もう、びっくりしちゃいました。

 

ここに書いてある通りなのですが、MCやアンコール待ちでも、一回も座らなかったんですよね。…と言うより、座れなかったんですよ、気持ちが昂っちゃって、もったいない気がしたんです。後ろの方々には、邪魔になってしまっていたら、申し訳なかったですね。変な行動を目撃されていなければ良いのですが、苦笑。

 


スピッツ大学に関しては、本当にいい時期に書いていたな、と思うんです。スピッツ結成30周年という、記念すべき時期をまたぐことができて、すごくタイミングとしては良かったんです。

 

そして、この時期にブログを書いていたからこそ、ライヴに行ってみようという気持ちになって、実際に初めてライヴに行くことができたわけですからね。30周年ライヴに参加できたのは、一生語り継げる宝物になりました。

 

 


「学長が、解釈を書いていて思い入れのある(楽しかった)曲」

 

これに関しては、全曲!…と言いたいところですが、やっぱり思い入れのある曲はあります。

 

基本的には、自分が好きな曲(個人的ランキング上位の曲)は、かなり思い入れを持って書いたつもりです。あと、シングル曲とかですかね、やっぱりいつもより気合いを入れて書かないとって、張り切っていました。

 

思い入れのある曲でダントツなのが、【1987→】【ロビンソン】【僕はきっと旅に出る】が3強ですかね。1曲ごとの紹介として書いた記事では、この順番で文量が多いんです。

 

特に、【僕はきっと旅に出る】に関しては、思い入れが強いです。震災のことを思ったり、自分が仕事を辞めた頃のことを思い出したりと、あまり明るい記事にはなりませんでしたが、まぁ明るく楽しいだけがスピッツ大学というわけではないですし。大切に書いた記事です。こういう記事を書くために、スピッツ大学をやっていた、と思える記事の一つですかね。

 

itukamitaniji.hatenablog.com

 

 

 

「昔の歌詞と今の歌詞の違い」

 

僕の中で、スピッツの歌詞の感じが変わったなと感じた時が3時点あると思っていて、それぞれ、

 

①アルバム『Crispy!』辺り
②アルバム『三日月ロック』辺り
③アルバム『小さな生き物』以降

 

なんです。

 


まず、アルバム『Crispy!』辺りのことで言えば、シングル曲の【裸のままで】において、”君を愛している”という言葉が使われています。アルバム『Crispy!』が、スピッツが売れ線を狙って、キャッチーなアルバムを目指して作ったアルバムだったので、そういう気持ちの変化が、歌詞や曲の雰囲気に、劇的な変化をもたらしたんだと思われます。

 

”君を愛してる”というフレーズを使ったことについても、インタビューの中で、

 


草野さん「もう『君を愛してる』っていう言葉は意味を持ってないって考えてもいいと思うんですよ。なんか『ポパイに載ってたからこの服を着てみよう』っていう感じの。みんなで歌ってるから一度ぐらいは歌ってみようっていう(笑)。例えば、今までは『ポパイに載ってるような服は絶対に着たくない』って言ってたわけですよ。」

 

という風に語っています。僕の想像も含めますが、草野さんは、ずっと直接的なフレーズを使うことに抵抗を示していたんだと思います。

 


それから、アルバム『三日月ロック』辺りで区切ってみると、僕の一番好きな曲が、【けもの道】なんですけど、この曲を聴いたときに(歌詞を読んだときに)、ちょっと今までとは違うなって感じたことがあったんです。

 

それは、歌詞に”あきらめないで”という言葉が使われていたことでした。

 


あきらめないで それは未来へ
かすかに残るけもの道
すべての意味を 作り始める
あまりに青い空の下
もう二度と君を離さない

 

こんな感じの歌詞です。先程の【裸のままで】の歌詞と同様、とても直接的な言葉が使われていると感じたんです。”あきらめないで”なんて、まさにそうですよね。他にも、曲の最後に”フレーフレーフレー”というエールも入っていて、かなり今までとは違うなって感じたことを覚えています。

 

ただし、この辺りは、アルバム『Crispy!』のときに、ちょっと無理してキャッチーな言葉を使っていた、というのとは少し違っているように思ったんです。この【けもの道】の歌詞は、そういう風に書かなければ伝えることが出来なかった想いを感じます。

 

アルバム『三日月ロック』は、アメリ同時多発テロによって、不安な気持ちに包まれている日本を、少しでも応援しようという草野さんの気持ちが大きく反映されていると思います。そういう気持ちを歌詞に込めるのに、より真っ直ぐな言葉が必要だったんだと思います。

 


そして、アルバム『小さな生き物』以降について。

 

最初の頃は、草野さんの歌詞のテーマは「セックスと死」、というものが中心にありましたが、東日本大震災を経て、「死と再生」というものに変わっていきました。アルバム『小さな生き物』やアルバム『醒めない』がそうですよね。

 

何となく”セックスと死”というと、”始まりから終わるまで”っていう感じじゃないですか。昔は、そこで終わりだったんです。

 

しかし、”死と再生”だと、”終わりからまた始まる”という感じになりますよね。これは例えば、未曽有の大災害によって、悲しみに包まれた日本とそこに住む人々が、少しでも悲しみから立ち直れるようにという、草野さんの気持ちが入っているのだと思います。

 

他にもあると思いますが、こういうたくさんの大きな出来事を前にして、草野さんの心境の変化っていうものは、歌詞に表れていると思います。

 


ここスピッツ大学では、初期の曲から、最新の曲まで紹介してきたのですが、やっぱり初期の曲は、世界観がマニアック過ぎて、自分なりの解釈を述べるのがとても難しかったのは事実です。一方で、最近の曲は、もちろん独特なものもありますが、ほとんどの場合は、かなり読みやすくなって、割とそのままだなと思う歌詞も多くありました。

 

全体的にまとめてみますと、最初は、”始まりから終わり”という、内に秘めた”閉じた世界”のことを書いていたと思っています。それはいわゆる、草野さんの妄想やファンタジーの要素が、色濃く反映されていました。

 

そこから、草野さんの歌詞は、より現実のものに影響を受けるようになってきたのだと思われます。直接自分の身に起こったこともそうですが、これまで書いてきた、現実で起こった様々な出来事を原因として、もっと自分と現実との関わりを、書くようになったのだと思われます。

 

…何かまとまってないですね、すんません。

 

 

 

「(この間の自分の妄想なのですが)もしもスピッツスペシャルプロデューサーになって「My SPITZ Mix」という題でスペシャルアルバムを作ることになったらどのような選曲をしますか?既存曲→15曲、カバー→1曲、アレンジを含む歌い直し→1曲」

 

今の気分だったら…

 

01.スピカ
02.放浪カモメはどこまでも
03.8823
04.ほのほ
05.ワタリ
06.魚
07.猫になりたい
08.漣
09.僕はきっと旅に出る
10.テレビ
11.夢追い虫
12.旅の途中
13.けもの道
14.1987→
15.フェイクファー

 

カバー:鱗 / 秦基博(単純に歌って欲しい)
歌い直し:晴れの日はプカプカプー(新録)

 

ですかね。【晴れの日はプカプカプー】は、切に願っています。

 

 

 

「心残りな解釈の曲はありますか?」

 

これは、無いですね。男なら、一発勝負ですよ!

 

自分の記事を書いた後で、他の人の解釈を読むことはあるんですけど、自分のと似ていたり、あるいは全然違っていたりします。でも、自分の解釈は、どれも一番大切にしたいし、記事は一発勝負なんですよね。ですんで、自分の記事で、心残りを感じたことはありません。

 

ただ、矛盾するかもしれませんが、最初の方の記事は、書き直してみたいなって思うときがあります。まだ自分でも書き方が確立されていなかったので、今になってまた同じ曲の記事を書くと、結構違うものになるかも?とは思っています。

 

 

 

「続けるって何でもそうですけど思ってるよりずっと大変で、だけどとても大切なことですよね。これが大きな力となってスピッツを愛する皆んなに届いているんですね。すごくステキな繋がりだと思います。」

 

これは、本当にそう思います。スピッツも30年続いて、まだまだこれからも続いていくということに関しても、アーティストとファンという関係以上に、人の生き方として尊敬できることがたくさんあります。自分も、そうでありたいなと、思うばかりですけどね。

 

ただ、読んでくださった方とのつながり、というものに関して言えば、そこらへんはそんなに自分からは、積極的にできなかったかったですかね。結構、一方通行的に、わがままに記事を書いていくだけで、自分からは積極的に裾野を広げるようなことはできませんでした。そういうことを、せめて少しでも考えて行った企画が、「スピッツ大学ランキング」だったんですけどね。

 

僕にとっては、たくさんの読者がついてくださって、それはとても嬉しいことなのですが、逆に、こちらから…という意味では、ほとんどやってないんですよね。申し訳ないです。

 

ただ、読んでくださった方には、本当に感謝しています。少しでも、楽しんでいただけたら幸いです。

 

 

 

「ブログを書く上で、気を付けていることと、苦労していることは何ですか?」

 

(※これは、もう1年くらい前になりますが、ツイッターのDMかコメントかで、こういう感じの質問をされたことがありましたが…確か、答えようと思いつつ、結局無視しちゃったんです苦笑。だから、今一度ここでほじくり出して、答えてみようと思ったわけです。すみません。)

 


気を付けていることは、「具体的に書く」「分かりやすく書く」ということです。自分から勝手に始めたことだとしても、”解釈を書く”だの”考察を述べる”だの公言してしまっているので、その通りのことをまずしないといけないと思うのです。

 

その時に、読んだ方々に、意味が通じないようじゃ良くないなぁと。あんまり難しい言葉は使わずに(というより使えないだけですが)、あんまり不思議な言い回しは避けて、具体的に説明しようと思ったんです。

 

だから、別に僕の記事に、しっくりくるかこないかは良いんです。ただ、自分の言いたいこと自体がよく分からなくて伝わらないようじゃ、寂しいなって思うんです。

 


苦労していることは…最初から最後まで、ありませんでした!

 

何ていうか、苦労を感じたら、きっと書くことを止めていたと思います。仕事でもなんでもなく、ブログでお金を稼ぐことなんて、これっぽっちも考えておらず、無償で書き続けています。ただ、スピッツが好きなことと、文章を書くことが好きで、その欲を満たす趣味を楽しんでいるだけなので、苦労を感じたら意味がないんです。ただ、楽しいから、続けているだけなのです。

 

最初から最後まで、個人的には、楽しく書かせていただきました。これからも、そうであってほしいし、そうでなければ書き続ける意味がありません。

 

 

 

■はい、という感じでございます。

 

まぁ、何度も言うように、全然終わりではないですので、僕も毎日スピッツ大学は覗いていますので、何かありましたら、どこの記事にでもコメントをいただければ、なるべく反応しようと思っています。

 

また長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださった方が居られましたら、どうもありがとうございます。

 

またお会いしますよ!お元気で! 

itumamitaniji 記