スピッツ大学

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45時限目:グラスホッパー

グラスホッパー


グラスホッパー

グラスホッパー

 

■アルバム『ハチミツ』に収録されている曲です。僕の中で、アルバム『ハチミツ』は、優しくてかわいいイメージなんですけど、【グラスホッパー】は、かわいらしいロックな曲、という感じでしょうか。

 

グラスホッパーは、英語で書くと、”grasshopper”と書きます。”grass”は草の葉、”hopper”は跳ねるもの、という意味ですが、”grasshopper”でバッタという意味になります。

 

ちなみに、2001年より分社化したスピッツの事務所も”Grasshopper”という名前です。なんか関係あるのでしょうか、曲の方が明らか先にできているので、それを拝借して、とかはあるのでしょうかね、わかんないですけど。

 


■さて、この曲の解釈についてですが、これは少し、イヤーンな雰囲気が漂っていますね。ひとつひとつ、そんな雰囲気が漂うフレーズを拾っていくと、

 

「柔らかな魂で混ぜあわせた秘密」
何とも言えないですけど、始めから意味深なフレーズだと思います。

 

「ぶつかりすぎて ほら ひからびた唇引き裂いてくダンボール」
ダンボールの意味は分からないですけど、ここはキスの描写に思えます。

 

「本当なら死ぬまで恋も知らないで」
もしかしたら、初恋や初体験の歌なのかもしれません。

 

「抱き上げて愛撫する 貧乏神照らす」
愛撫する、の部分から、貧乏神が、身体のどこかを表す隠語になっているのかもしれません。照らすとはなんでしょうか。

 


あとは、サビです。

 


こっそり二人 裸で跳ねる
明日はきっとアレに届いてる

 

「跳ねる」という言葉が、バッタを意味する【グラスホッパー】に繋がりますね。ただ、「裸で跳ねる」ですからね。イメージでは、ベッドの上で、ベッドを揺らしながら、行為に及んでいる感じです。その様子を、草野さんは、バッタに例えたのでしょうか。

 

そして、「アレ」とはなんでしょう、想像だにできません。しかも、「明日」届くんですからね、「今日」は届かなかった、と。肉体的な意味で言えば、女性器の奥に男性器が届く、という意味でしょうか。はたまた、絶頂に及ぶ、という意味にも捉えられそうですが…。いずれにせよ、それらは「今日」は失敗に終わったのでしょう。

 

などなど。これだけ、意味深なフレーズが込められているんですね、もうそうとしか思えなくなりますが、他に何かあるでしょうか。