スピッツ大学

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108時限目:ドルフィン・ラヴ

【ドルフィン・ラヴ】


ドルフィン・ラヴ

ドルフィン・ラヴ

 

■アルバム『Crispy!』に収録されている曲です。個人的ランキング、195曲中192位でした…陽気な曲だっていう印象は残っていたんですけどね。

 

ジミ・ヘンドリックスを意識して作った曲で、仮タイトルは、そのまま「ジミヘン」だったらしいです。

 

それで調べてみると、【ドルフィン・ラヴ】のイントロや雰囲気が、ジミヘンの「Crosstown Traffic」という曲に似ている、ということで、僕も今回初めてそれを聴いてみましたが、確かに似ているような気がしました。

 


■この時期のスピッツの曲特有の、ホーンを多用した、陽気な曲です。ブルースっぽい雰囲気もあります。

 

ジミヘンを意識した曲ということで、あんまり詳しくないので、そのままwikiの言葉を借りますが、ジミヘンは”ブルースとロックンロールを融合”させた人物だということなので、この【ドルフィン・ラヴ】も、ブルースとロックを混ぜあわせたような曲になっているのでしょうか。

 


■さて、自分なりの歌詞の解釈です。この歌も、なかなか、わけのわからない歌ですが…。

 


まず、タイトルの【ドルフィン・ラヴ】…直訳すると、”イルカの恋”ということですが、これが何を意味しているのでしょうか。

 

曲の中で、”イルカ”という言葉が出てくるのは、こんなフレーズです。

 


イルカの君は 僕に冷たい
イルカの君は 僕に冷たい

 

”イルカ”という言葉を聞くと、多くの人が、愛くるしいフォルムと、大海原を跳ねながら颯爽と泳いでいく姿をイメージすると思います。この歌では、その”イルカ”に、君をたとえているわけです。

 

そして、君は僕に冷たいというフレーズ…”冷たい”とはおそらく、態度が冷たい、ということを言っているのだと思います。つまり、僕は君に、相手にされていない、軽くあしらわれている、ということだと思います。

 


あとは、このフレーズ。

 


朝もやに溶けだす 三日月追いかける
傷跡も気にせずにさ 自由に泳げたらいいな

 

これまでの歌詞を繋げて考えると、この歌からは、僕が君にフラれた、あるいは、そもそも全然相手にもされていないというような様子が読み取れます。

 

とすると、ここの”傷痕”とは、例えば失恋で心に負った傷、ということでしょうか。”自由に泳げたらいいな”=まだ傷痕に水が染みて泳ぐことができない=失恋の傷がまだ癒えていない、ということかなと思いました。

 


■君を”イルカ”にたとえて、追いかけても届かない存在、と歌っているのだと思います。告白したけどフラれてしまったのか、もしくは、そもそも相手にもされずに軽くあしらわれ続けているのか…。それでも、”トカゲのしっぽ まだまだ死ねない”というフレーズもあるように、諦めきれていないのかもしれないですね。

 

あとは、”イルカ”や”三日月”などから、例のごとく卑猥なイメージを感じ取れましたが、うまく解釈に繋げられませんでしたので、今回は勘弁しておきます、笑。