スピッツ大学

ステイホームしながら通える大学です!

2020年、スピッツから届いた3つのサプライズな贈り物 +おまけ

スピッツ大学で記事を書くのは久しぶりなんですが、皆さんお元気ですか?

 

リアルタイムで現在は、少しずつ自粛が解かれつつある一方で、いつか訪れるかもしれない第二波への警戒をしつつ生活をしている、というような感じの日々でしょうか。

 

個人的には、結構日常を取り戻しつつあって、仕事も割と元通りのことができるようになってきましたが…本当の元通りまではまだまだですね。その一方で、外出に関しては、まだ人の多い所には出かける気にならない…という感じです。またこれから、県外移動自粛の緩和や、先には、国外からの旅行客の受け入れなどが始まればどうなるの…という感じですけどね。

 


さて、このコロナ禍によって、クラスター発生の懸念から、音楽イベントやアーティストのライヴが次々と延期・中止になってきました。

 

そしてそれは、スピッツも例外ではなく、2019年~2020年に行われる予定であった、『SPITZ JAMBOREE TOUR 2019-2020 “MIKKE”』の3月~6月の各所公演を延期するという決定をなされました。スピッツメンバーや、そのライヴに携わっていた多くのスタッフ、そして、そのライヴを楽しみに待っていたファンの方々は、本当に残念な気持ちでいっぱいだろうと察します。

 


しかし、そんな中、スピッツが動きます。

 

このコロナ禍で、ステイホーム状態である我々スピッツファンに、少しでも家に居ることを楽しんでもらおう、気持ちを楽にしてもらおうと(おそらくそういう意図があったのだろう)、スピッツからサプライズな贈り物がいくつか届けられました。

 

ということで、今回は、ここ最近”スピッツから届いた3つのサプライズな贈り物”について、話していこうと思います。(一つは、スピッツから…というわけではないですが)

 

 

 

1.『スピッツ 横浜サンセット2013 -劇場版-』がYouTubeにて公開

youtu.be

 

まずは、何と言ってもこれですよ!

 

2013年9月14日…スピッツ作品のリリースをなぞれば、14枚目のアルバム『小さな生き物』が発売されて間もなくのことですが、スピッツは16年ぶりの野外単独ライヴ『スピッツ 横浜サンセット2013』を、横浜赤レンガパークにて行いました。

 

そして、2015年になって、その『スピッツ 横浜サンセット2013』が何と劇場公開されたんです。いわゆる、ライヴビューイングってやつですかね(生放送ではないけれど)。もちろん、これはスピッツにとって初めての試みでした。

 

ただしその後、『スピッツ 横浜サンセット2013 -劇場版-』については、DVD/BDなどで映像化されていません。僕自身、この劇場版を見に行っていないので、その映像化を待ち望んでいる人間の一人でしたが、現時点でも、映像作品としてリリースされていません。まぁ、それだけこの『スピッツ 横浜サンセット2013』が、スピッツにとって特別なものだったということなのでしょう。

 


で、さらに時が経ち、つい最近…2020年5月15日。

 

何と、この『スピッツ 横浜サンセット2013 -劇場版-』が、YouTubeスピッツオフィシャルチャンネルにて公開されたのです!これに関しては、本当にサプライズでしたね。

 

ところで、これはいつまで公開なのでしょうか?期間限定公開?一生?永遠?永久?…分かりませんが、期間限定の可能性が大きいので、まだ見ていない方は、お早目にチェックしてきましょう。

 

 

さて、その『スピッツ 横浜サンセット2013』のセットリストですが、以下の通りです。

 


01.恋のうた /2nd『名前をつけてやる』 
02.涙がキラリ☆ /6th『ハチミツ』
03.みそか /11th『スーベニア』
04.ハチミツ /6th『ハチミツ』
05.僕はきっと旅に出る /14th『小さな生き物』
06.夏が終わる /4th『Crispy!』
07.小さな生き物 /14th『小さな生き物』
08.さらさら /14th『小さな生き物』
09.ルキンフォー /12th『さざなみCD』
10.運命の人 /8th『フェイクファー』
11.りありてぃ /14th『小さな生き物』
12.ランプ /14th『小さな生き物』
13.アパート /3rd『惑星のかけら』
14.月に帰る /1st『スピッツ
15.チェリー /7th『インディゴ地平線
16.渚 /7th『インディゴ地平線
17.恋する凡人 /13th『とげまる』
18.8823 /9th『ハヤブサ
19.メモリーズ・カスタム /9th『ハヤブサ
20.海を見に行こう /10th『三日月ロック』

 

EN1.ヒバリのこころ /1st『スピッツ
EN2.ベビーフェイス /5th『空の飛び方』
EN3.夢追い虫 /スペシャルアルバム『色色衣』

 

今回公開された劇場版では、MCやエンドロールも余すことなく入っており、2時間越えの超ボリュームな内容になっています。ちなみに、MCで語られている通り、このライヴでは全アルバムから1曲は演奏されているようです。調べて見ると、確かになっていますね。

 

ということで、感想を書きたいのですが、個々の曲の感想を書いていくとかなり大変なので、個人的に特に印象に残ったところだけでも、少し書いておきます。

 


■01.恋のうた 粋な1曲目 

 

メンバーが登場した後、ギターも握らずに立っている草野さん…これはもしかしたら?と思っていたら、やはり【恋のうた】が1曲目でした。ボルテージが上がりっぱなしの会場を、ちょうどいい感じに盛り上げ、一気にスピッツ色に染め上げる感じが、たまらなく良いですね。

 


■04.ハチミツ こんなにかっこよかったっけ? 

 

【ハチミツ】は、MVの雰囲気も相まって、個人的にはかわいらしい曲という印象が大きかったのですが、このライヴ映像で、かなり印象が変わりました。原曲よりも、少しテンポが速く聴こえるんですけど、演奏のせいですかね?

 


■05.僕はきっと旅に出る 再びこの歌に力をもらっている

 

このライヴが行われたのが2013年9月のことだったということで、あの東日本大震災から1年半後に、このライヴは行われたことになるわけです。

 

さらにライヴでは、このライヴ直前に発売になったアルバム『小さな生き物』に収録されている曲を多く演奏していますが、当アルバムが震災の影響を受けた作品であるので、このライヴ自体が、震災から立ち直るために奮闘している社会や人々を応援する意味合いもあったなのかな、と思っています。何せ16年ぶりの野外ライヴだったわけですからね、特別な想いが込められているだろうことは想像できます。

 

その中でも、特に【僕はきっと旅に出る】という曲から、上述のようなことを感じ取ったわけですが…まぁ、今はコロナウィルス感染拡大が起こっている状況なので、余計にまた響いていきますよね。

 

長らくまた、”またいつか旅に出る”その準備状態の日々でしたが、少しずつ出かけられるようになると良いですね。

 


■レア曲がたくさん

 

個人的には、【アパート】と【月に帰る】が珍しいなと思いました。どちらも好きな曲なので、聴けて嬉しかったです。

 

【アパート】と【月に帰る】に関しては、ライヴバージョンで聴くのは全く初めてのことでした。【アパート】は3枚目のアルバム『惑星のかけら』に、【月に帰る】に関してはデビューアルバム『スピッツ』に収録されている曲なのですが、どちらも28,9年前の曲なので、当然その当時の古い感じの曲しか聴いたことがありませんでした。

 

それが今回、より最近に近いスピッツがやっているのを聴いて、何ていうか、カバー曲をやっているみたいな錯覚になりました。

 

【アパート】に関しては、このライヴではキーを上げて演奏・歌っていましたね(半音上げ?1音上げ?)。個人的には、ライヴバージョンを聴くこと自体は嬉しかったのですが、曲自体はアルバム『惑星のかけら』の原曲キーバージョンの方が好きですかね。何ていうか、ライヴバージョンは楽器の音とも相まって、少し爽やかになり過ぎてる感じがしたので、やっぱり原曲の怪しい感じが好きだなと思いました。

 

【月に帰る】の方は、これはとてもハマりました。ちゃんと幻想的な雰囲気は残しつつ、でも新しいスピッツの曲になっていて好きです。テッちゃんの見せ場である、アウトロのギターが素敵です。この野外ライヴでは、かなり似合っていたことでしょう。

 


■EN03.夢追い虫 かっこよすぎて言葉にならない

 

そして、最後の【夢追い虫】の破壊力ですよね。本当にすさまじい、かっこよすぎる、これほどすごい大団円があっていいものでしょうか。一番驚くのは、草野さんのボーカル…ここまで何曲歌ってきたんだよっていうね、まさに常時喉からCD音源、いつだって草野さんのボーカルが安定して同じように歌ってくれるから、スピッツのライヴって安心して見ていられるんですよね。

 


■何より、メンバーが終始楽しそう

 

やっぱり、これでしょう。スピッツのライヴでは、メンバーの雰囲気がとても良くて、本当に仲睦まじく楽しそうに演奏されていますよね。

 

特に印象に残るのは、崎ちゃんの演奏…物凄い演奏でも笑顔で、本当に楽しそうに叩いている姿が印象的に残っています。圧巻なのは、終盤における【メモリーズ・カスタム】、必見です。

 


…という感じです。とにかく素晴らしいので、あとは、自分の目で確かめてみてください。期間限定の可能性もありますので、どうかお早めに。

 

 

 

2.フラワーカンパニーズスピッツのライヴセッション映像が1週間限定公開

www.barks.jp

 

フラワーカンパニーズというバンドのことは、申し訳ない、よく知っているわけではないので(にわか的に【深夜高速】という曲は知っています)調べながら話していますが、このフラワーカンパニーズスピッツと同様に、メンバーチェンジと活動休止をすることなく、長く活動をしているバンドであることを知りました。

 

2019年4月23日、フラワ―カンパニーズは結成30周年を迎えます。そして、同年10月4日、フラワーカンパニーズは、結成30周年記念のイベントとして「フラワーカンパニーズ presents DRAGON DELUXE DELUXE ~30周年スペシャル~」を開催したのですが、そのイベントにゲストとして、盟友であるスピッツを呼んだのです。

 

で、その「フラワーカンパニーズ presents DRAGON DELUXE DELUXE ~30周年スペシャル~」にて、フラワーカンパニーズスピッツがライヴセッションを行ったらしいのですが、その映像をYouTubeフラワーカンパニーズオフィシャルチャンネルにて、限定公開したのです。

 


残念ながら、もうすでに映像は残っていないのですが、僕は1度だけ見ることができました。一応、セットリストだけ書いておくと…

 


01.ヒバリのこころスピッツの曲)
02.最高の夏(フラカンの曲)
03.野生のポルカスピッツの曲)
04.恋をしましょう(フラカンの曲)
05.YAH YAH YAH(CHAGE and ASKAカバー)

 

なかなか、スピッツが他のバンドと一緒に、同じ歌をセッションしているという映像は見たことがなかったので、すごく新鮮でした。フラワーカンパニーズスピッツの仲の良さも見ることができて、両バンドが確かに、この音楽界を共に歩んできたのだと実感することができました。

 


ちなみに、先述のように1曲目にセッションしている【野生のポルカ】については、原曲がアルバム『小さな生き物』に入っているのですが、その原曲【野生のポルカ】においても、フラワーカンパニーズのメンバー4人が、シンガロングに参加しています。具体的には、

 


細道駆ける最高の野生種に
細道駆ける最高の野生種に

 

の部分を、メンバー全員とプロデューサーの亀田誠治さん、そして、フラワーカンパニーズのメンバー4人(Vo.鈴木圭介さん、Ba.グレートマエカワさん、Gt.竹安堅一さん、Dr.ミスター小西さん)の大所帯でシンガロングしているそうです。

 

そういう経緯があったから、両バンドにとって、【野生のポルカ】は特別な曲であり、今回も真っ先に1曲目でセッションしたのでしょう。

 

何か…もう何回か見たかった気持ちですが、もう映像が残っていないので残念です。

 

 

 

3.ラジオ番組にて、いきなりスピッツの新曲を発表!

 

極めつけは、何とスピッツの新曲が、ラジオ番組『SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記』の6月14日のオンエアにて、何の告知もなく発表されました。


この日の番組のテーマが、【日本のロック最盛期1999年で漫遊記】であったのですが…実は最近あんまりロック大陸漫遊記を、僕自身が聴いていなくてですね、テーマが面白そうだと、久しぶりに聴こうと思った矢先でした。

 

ちなみに、ツイッターで、この日のロック大陸漫遊記で、何やらスピッツが新曲を発表したというツイートが流れていました。あんまり、こういう先んじたネタバレは好きではないですが…でも、そういうことならば、余計に楽しみな気持ちになったことを覚えています。

 

 

そして、ラジオが始まり、いきなり冒頭の語りから、新曲のことについて語られ始めました。該当箇所を少しだけ、文字起こししてみます。

 


草野さん「…そして、漫遊前の1曲なんですけども、この話の流れだと、スピッツの99年の曲をかけそうなところなんですけれども、今日は何と新曲を聴いていただこうと思います。緊急事態宣言、前後含めて2ヶ月間くらい、ほぼステイホームで、俺らだけじゃなく世の中の人皆さん過ごされたと思うんですけども、スピッツ、リモートでどこまでレコーディングできるかっていうのをやってみまして、一度もメンバー同士顔を合わせることなく、時間差で音を重ねて、データのやり取りなんかで、結構できちゃうもんだなという感じで、何かできちゃったんで、今日はそれを聴いていただこうと思います。」

 

という感じで、ごく自然につるっと語り、新曲の【猫ちぐら】が流れました。


ざっくりとした曲の感想ですが、曲のタイトルからも漂っている、のんびりとした優しい感じの曲です。歌詞については、今のステイホームな感じと、そこから抜け出していくような感じの内容になっている気がしました。

 

ちなみに、”猫ちぐら”とは、猫用に作られた、一般的にはかまくら型の寝床のようです。元々は、人間の赤ちゃん用に、わらで編んだゆりかごのことを、”ちぐら”や”つぐら”といっていたようですが、猫が暗くて狭い所に好んで入るという習性を利用して、猫用に作られるようになったそうです。

 

なので、このタイトルからも、(ステイ)ホームの温かさだったり、そこから出かけよう・出かけたいという気持ちが表わされている気がします。

 

…という、今の所は、これくらいの感想で留めておきます。これから、どういう形でこの【猫ちぐら】が発表・リリースされるのか楽しみに待ちつつ、またいつか、この曲については語ってみたいと思っています。

 

 

 

 おまけ1.【空も飛べるはず】のMVが、著作権侵害のために削除!?

 

…と思って、今見に行ったら、見事復活していましたね、良かったです。でも本当に、一時的に削除されてたんですよ、何で?

 

youtu.be

 

 

 

 おまけ2.スピッツ大学の総アクセス数が500万PVを超えました!

 

ということで、ここまで読んでくだった方がおられましたら、いつものことながらありがとうございます。

 

ろくに、記事を更新していないこの期間で、スピッツ大学の総アクセス数が、500万PVを超えました。本当に記事を書いていないので、何か申し訳ない感じなんですけど、ありがとうございます。

 

相変わらず、当分はこんな風に、何かスピッツにとって大きな動きがあった時にでも、ひょこっと表れて、不定期に記事を残しては、また消えていく、そんなブログになると思いますが、よろしくお願いします。