スピッツ大学

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21時限目:海ねこ

【海ねこ】

 

アルバム『オーロラになれなかった人のために』に収録されている曲です。…ごめんなさい、あんまり印象に残っていませんでしたので、今回改めてしっかり聴き直しました、笑。個人的に、このアルバムには、あまり明るい曲は入ってなかったイメージだったんだけど、こんな明るい曲があったんでしたね。

 

とても陽気な曲です、ホーンの音がとても印象的で、それが陽気な印象を高める役割を果たしていますね。

 

間奏の「ぱーぱーぱーぱぱーぱー…」の部分ですが、何か妙な音(声にエフェクトをかけた音?)が入っていて、ちょっと奇妙です。しかし、何となくブルーハーツの【パーティー】という曲を思い出しました。

 

アルバムに入っている他の曲が実験的で、異質な感じがする中、この曲は個人的に、少しずつスピッツの第二期(アルバム『クリスピー』あたりから、スピッツが認知されるようになってくる時代)の曲に近づいてってる片鱗を見せている曲なのかな、と感じます。

 


歌詞に関しては、何かが隠されているのかもしれないですが、今回は割と素直に読もうとしました。

 


はじめからこうなるとわかっていたのに
宝物のありかはわかってたのに

 

(中略)

 

今日 一日だけでいい
僕のとなりでうたっていて



出だしの歌詞と、サビの歌詞を並べました。

 

僕の解釈のひとつとしては…告白をしたけど、フラれてしまったね、でも、今日一日だけはそばにいてよ、頑張って自分の気持ちに踏ん切りつけるからさ、って感じですかね。

 

「宝物のありかはわかっていた…」とは、おそらく、好きな人は君だってことに、ずっと気付いていたんだ、ということでしょう。それで、「はじめからこうなるとわかっていた…」ですからね、きっとフラれることは、分かっていたのでしょう。

 

 

で、一番の謎は、この曲のタイトルが【海ねこ】だということです。”海ねこ”という言葉はおろか、海を思わせるフレーズも、歌詞の中に一つも出てきていませんし。(”わた雲”というフレーズが出てきますが、辛うじてそうかも?)

 

色々物語を考えてみると、例えば、海の見える場所(砂浜とか)で告白したとか、でしょうか。それか、告白、という解釈を少し変えれば、例えば、告白までは至らなかった、という結末の物語も浮かびました。

 

ずっと好きだったけど、結局告白できずじまいになってしまった(それが「はじめからこうなると分かっていた」に当たるか?)。君はどこか遠くへ旅立ってしまう、離ればなれになる前に、今日一日だけは一緒にいてよ、という感じです。もしかしたら、君の方も、僕の気持ちにすでに気付いているのかもしれません。

 

 

そうなると、”海ねこ”とは、旅立っていく”君”のことを、鳥に例えて、そう表しているのかもしれません。