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スピッツ大学

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118時限目:名前をつけてやる

【名前をつけてやる】

 

■アルバム『名前をつけてやる』に収録されている曲です。見ての通り、表題曲です。個人的ランキング、195曲中115位でした。

 

1stアルバム『スピッツ』が発売されたのが、1991年3月。そして、2ndアルバム『名前をつけてやる』が発売されたのが、1991年11月、ということで、1stと2ndの発売時期が、かなり近いのが驚きですよね。

 

もっと言うと、この次に発売された、ミニアルバム『オーロラになれなかった人のために』は、1992年4月25日ということで、この時期のスピッツは、良し悪しは別として、かなり精力的に曲作りやレコーディングに励んでいたんだと分かりますね。

 

1stアルバム『スピッツ』、2ndアルバム『名前をつけてやる』、ミニアルバム『オーロラになれなかった人のために』の3枚で、”スピッツ初期3部作”と、色んな所で言われているのを見かけます。一番コアなスピッツが楽しめる、3作品だと思います。

 


■書籍「旅の途中」にて、アルバム『名前をつけてやる』のことが少しだけ書かれていました。抜粋して、いくつか紹介させていただきます。

 



セカンドのレコーディングでは、プリプロをやった。本番のレコーディング前にテストでレコーディングしてみるわけだけど、このときのプリプロはたぶん、スピッツ史上、一番勢いがあったレコーディングだったと思う。

 

これに関しては、1stアルバム『スピッツ』のレコーディングの際に、こだわりが強すぎて…というか、基準をはっきりと決めないまま、レコーディングを進め過ぎたため、延々に時間がかかってしまい、エンジニアさんが切れた、という出来事があったそうで、それを踏まえてのことだったそうです。

 



でも、本番のレコーディングとなると、記憶がすっぽり抜け落ちている。するっとレコーディングできてしまったのかもしれない。
これは売れるんじゃないかとか、そういう手応えは相変らずなかった。

 

だそうです、笑。この辺りのスピッツは、アマチュアとプロの間を、ゆらゆらとさまよっていたのでしょう。それでも、短い期間の中でレコーディングをたくさん行ったのは、良い意味では勢いは感じますが、焦り…はあまり感じないけど、本当はあったのかもしれませんね、プロになったんだから!というね。

 

ということで、総じて、”記憶にない二枚目のレコーディング”と、書籍の中でも称されていました。幻のような1枚ですね。

 

それでも、『名前をつけてやる』には、名曲も多いですよね。【名前をつけてやる】もそうですが、【プール】は自分の中でもすごい好きだし、いつか公表するであろう、このブログで行っているランキングでも上位に位置するでしょう。あとは、【あわ】とか【魔女旅に出る】とかも大好きなんです。

 


■曲の紹介に移ります。

 

ます印象的なのは、Aメロの草野さんのボーカルです。まぁ、全体的にもそうなんですけど、何か気が抜ける感じ、それでいて気持ちがさわさわしてしまう、なんか不思議なAメロです。

 

曲の印象は、随分とパンクロックな感じは抜けてきていると思います。同アルバムには、スピッツがパンクから抜け出すきっかけになった【恋のうた】も入ってますし、このアルバム辺り頃から、スピッツの音楽が少しずつ変わり始めたということが、分かる気がします。

 


で、解釈なんですが…僕は、この歌を”スピッツ変態ソング四天王”の一曲と位置付けているんですが、どうでしょう、笑。現時点では、【海とピンク】、【おっぱい】、そして、【名前をつけてやる】の3曲が出そろったことになります…あくまで、個人的にですよ。残り一曲、お楽しみに!

 


wikiによると、「その辺の猫や草木に名前をつけてやると強がっている曲」という、よく分からない説明がなされています、笑。そんなのに強がってどうするんだ、って感じますが。


しかしながら、歌詞を見てみると、

 


名前をつけてやる 残りの夜が来て
むき出しのでっぱり ごまかせない夜が来て
名前をつけてやる 本気で考えちゃった
誰よりも立派で 誰よりもバカみたいな

 

となっています。”むき出しのでっぱり”で、アウトですね!どうしても、勃起した男性器を思い浮かべますが、どうでしょうか、異論はないでしょ?笑。

 

それを、”ごまかせない夜”ですからね。例えば、”それ”をお披露目しなくちゃいけない夜、ということで、女性とSEXするという描写につながります。さらに、”残りの夜”というフレーズから、これが男性の初体験であるという解釈もありました。それだと、”残りの夜”=童貞を捨てるまで残りわずかになってきた、みたいな解釈でしょうか。

 


そこへきて、”名前をつけてやる”ですからね…何に名前をつけようとしているのでしょうかねぇ。”それ”には、色んな呼び名はありますが、違う名前をつけようとでもしているのでしょうか。

 

”本気で考えちゃった”と…先述の「その辺の猫や草木に名前をつけてやると強がっている曲」ということで、ここは、とにかく初体験を終えて強がっている描写だと思いました。

 


■2番のAメロの歌詞も、色々と意味深ですよね。”マンモス広場”とか、”回転木馬回らず”とか、”駅前のくす玉も割れず”とか。

 

極めつけは、”ふくらんだシャツのボタンを ひきちぎるスキなど探しながら”という表現ですよ。これは言わずもがな、女性の胸で膨らんだシャツを、ひきちぎる…というのは過激ですが、とにかく、脱がせたい!という性欲を表しているのでしょう。

 

そして、曲の最後は、”ラーララーウーウウー”で賢者タイムですね、笑。初体験を終えて、めでたしめでたし、といったところでしょうか。

 


とまぁ、こんな解釈になっちゃいますが、あんまり解釈にとらわれずに聴くといいです。スピッツの初期の名曲のひとつであることは確かですからね。