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スピッツ大学

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150時限目:不思議

【不思議】

 

■アルバム『さざなみCD』に収録されています。個人的ランキング195曲中108位でした。

 

これぞ、スピッツ・草野さんの”恋歌”シリーズの王道といったところですね。

 

”シリーズ”と勝手にくくりましたが、例えば分かりやすいのだと、【恋は夕暮れ】、【恋のはじまり】、【恋する凡人】などでしょうか。恋することを何かに例えたり、恋をするとこんなになっちゃいますよ的なことを、草野さんなりに綴っている歌が、スピッツには数多く存在していますが、この曲もその一つだと思っています。

 


■今回、調べていて初めて知ったんですけど、この【不思議】は、”陽なたのアオシグレ”という短編アニメーション映画の主題歌だったんだそうですね。こんな作品があったことも、もちろん主題歌になっていたことも知らなかったですけどね。

 

予告編がありましたので、一応載せておきます。少しばかり、アニメの様子に合わせて、【不思議】が聴こえてきます。

 

https://youtu.be/o-bhtuM8a6s

 

一応、簡単なあらすじとしては、「主人公のヒナタくんが、シグレちゃんという女の子を好きになるんだけど、そのシグレちゃんが転校してしまう。そのシグレちゃんに、自分の想いを伝えるために、ヒナタくんが一念発起する」という物語だそうです。

 

絵が可愛らしくて、スタジオジブリのアニメなんかを思い起こさせますね。アニメと曲を合わせて見た感じだと、最初から、アニメの主題歌用に【不思議】を作ったような、そんな雰囲気なんですけど、実際のところどうなんでしょうか。

 

【不思議】の歌詞の中には、”雨上がり”、”濡れた道”などのフレーズが出てきますが、予告編でも、雨の描写、雨の中を走り抜けていくヒナタくんの姿が見えますし、”シグレ”は漢字で”時雨”と書きますからね。あと、どうやらシグレちゃんは、鳥の飼育係であるそうですが、歌詞には、”はぐれ鳥”というフレーズも出てきますので、そこも重なりますよね。

 

 

ところで、絵の感じに何か見覚えがあるなぁ、と思ったんですけど、他の動画なども見てみると、”パズドラ”のCMのアニメも担当しているんですね。どうりで、どこかで見たなって思ったんですよ。ちなみに、”studio Colorido(スタジオコロリド)”というアニメ制作スタジオの作品だそうです。

 


■総じて、”かわいらしい恋の歌”という感じですが、もっと”陽なたのアオシグレ”のストーリーになぞらえて詩を読んでいっても面白いと思いますが、見たことがありませんので、あまりこだわらずに、詩を読んでみました。もしかしたら、もっと他にもつながりがあるのかもしれませんが…。

 


まず、タイトルにもなっている、”不思議”という言葉の回収ですが、この言葉はサビに出てきます。

 


何なんだ 恋はフシギ 生きた証
シャレたとこはまるで無いけれど
君で飛べる 君を飛ばす
はぐれ鳥追いかけてく

 

”恋はフシギ(不思議)”と歌われていますね。”君で飛べる 君を飛ばす”などのフレーズも独特ですが、要は、君に恋をしたことで、空も飛べるような、そんな心地よい気持ちになっているということでしょうかね。

 

”はぐれ鳥”なんかも、独特な表現だと思いますが、先ほどのアニメには、ヒナタくんが鳥にまたがっている描写もありましたが、この歌の中での”鳥”とは、自分の想いそのものなのかもしれません。”はぐれ鳥”で、先ではどうなるか分からない、行き先の分からない自分の想い、というものを表現しているのかもしれません。

 


■他にも、部分的に詩を紹介しておくと、

 


目と目で通じ合える 食べたい物とか
今好きな色は 緑色 雨上がり

 


貝の中閉じこもる ことに命がけ
そんな日々が割れて まぶしかった 次の頁(ページ)

 


恋のフシギ さらにセットミーフリー
過ぎていったモロモロはもういいよ

 

この辺りも、面白い歌詞ですよね。どの歌詞からも、やはり、恋することへの喜び、ワクワク感、などを読みとることができます。”さらにセットミーフリー”なんて、英語なのに、無理矢理カタカナで書いてしまうひねくれ感とか、草野さんだなぁって思いますよね、笑。