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182時限目:ミーコとギター

【ミーコとギター】

 

■アルバム『名前をつけてやる』に収録されています。個人的ランキング、195曲中149位でした。

 

まず、何と言っても、タイトルが印象的ですよね。ミーコって誰?って話なんですが、wikiにはただ一言「ミーコとは架空の女の子の名前である」とあったので、まぁ、そういうことなんでしょうね。僕自身も、現実でミーコという名前の女性を見たことがないんですけどね、カタカナですし、何か漫画に出てくるような名前ですよね、笑。

 

曲調は、不思議なタイトルとは裏腹に、しっかりとしたロック調ですね。ジャキジャキ鳴っているギターの音と、ドスの効いたベースの音が印象的です。間奏なんかは、何かのエフェクトでしょうか、ボーカルの声が歪められていて、イヤフォンで聴くと不思議な気分になります。

 


■ということで、じゃあ、この曲はどんなことを歌っているのか、考えてみます。

 

まず、単純に考えてみます。タイトルが”ミーコとギター”ということで、”ギター”という具体的な楽器をイメージすることができます。そしてその持ち主は、ミーコなる人物ということになりますね。

 


歌詞を読んでいくと、例えば、

 


ミーコの声は誰よりも強い だけどはかない

 


手垢まみれのギターと今日も

 


ミーコのぎこちないギターもいい すごくせつない
そしてミーコのうたう恋のうたもいい なぜかうれしい

 

などのフレーズがありますが、ここだけを読めば、ミーコ=シンガーソングライターというイメージができると思います。ギターと書いてありますが、僕のイメージとしては、アコースティックギターですかね、アコギ一本で弾き語る、女性シンガーを思い浮かべます。

 

ただし、歌詞の中には、”憧れるだけで 憧れになれなかった”というフレーズも出てきていますので、夢は掴めなかったって感じですかね。シンガーソングライターとして、プロのミュージシャンは目指していたけど(あるいは目指している最中だけど)、それを叶えることはできなかった(未だできていない)と。ギターを弾いて歌っているような描写はありますが、ギターが手垢まみれなのは、手入れを怠っているからでしょうか。

 


■タイトルと歌詞をつなげていけば、上述のようなストーリーは思い浮かぶと思いますが、まぁそう一筋縄ではいかないんです。

 


そもそも、色々と謎めいた歌詞がたくさん出てくるんですよね。いくつか挙げてみますと、

 


そしてミーコの彼はミーコの彼じゃない
誰も知らない
いつかは二人で 幸せになりたかった

 


大きな”パパとミーコ”のようなギターと
今日も歌うよ裸の世界を

 

などですね、上述のシンガーソングライター物語には、少し余計な情報だなと思ったんです。

 

これらを、シンガーソングライター物語につなげるならば、例えば、ミーコはギターを”彼”だと思っている…つまり、恋人のように大切にしている、と考えれば、物語に差し支えはありません。”誰も知らない”のは、ミーコの妄想だから、そもそも人間ではないから、と考えることもできそうです。

 


■しかし、これはある意味で広まっている解釈だと思うんですけど、ずばり、ここでいうギターは、男性器を暗喩しているという解釈があるんです。ギター⇒男性器とすると、この曲の物語も、またガラリと変わってしまいます。

 

ただし、そもそもミーコは女性だと思われるので、ここでいうギターは、他人のギターであると考えることができます。そうなると、”手垢まみれのギター”ですからね…どんだけ執着してるんだって話ですよね、笑。

 


例えば、”声”や”歌(歌う)”というフレーズを(”恋のうた”というフレーズもありますが)、性行為中に出している声…つまり喘ぎ声と訳してみるとどうでしょうか。それに加えて、ギター⇒男性器ですからね、この歌が一気にSEXの描写を表しているように思えてきます。

 

あとは、”ミーコの彼はミーコの彼じゃない”という描写から、ミーコが彼を想像しながらのギターですからね…ミーコのオナニーという解釈にもつなげることができそうです。

 

”いつかは二人で 幸せになりたかった”というフレーズは、元々は付き合っていた相手が居て、その人と別れたことの腹いせに…って感じでしょうか。

 

大きな”パパとミーコ”のようなギターって何ですかね?お金を貢いでくれる人のことをパパと表すこともありますし、ひょっとしたら、パパみたいに大きなギターを想像しているのかもしれません、笑。

 


■まぁ、こんな感じですかね、笑。

 

余談ですが、これがアルバム『名前をつけてやる』に入ってるってのも、何か意味ありげですよね。これまでも、このアルバムの曲を紹介してきましたが、通常の言葉を、通常の意味で使っていないような歌ばかりなんですよね。そして、その大体が、エッチな方向に向いてしまうんです、苦笑。

 

ということで、【ミーコとギター】Hな暗喩ソング説、いかがでしょうか。