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スピッツ大学学長が今の気分で本気で選んだ スピッツカップリング曲BEST10

花鳥風月+

 

■平素より大変お世話になっております、スピッツ大学学長のitukamitanijiでございます。皆さん、お元気ですか?およそ、2ヶ月ぶりくらいのブログ更新になります。

 

リアルタイムで現在、2021年8月22日…またコロナウィルスが猛威を振るってきましたね。私が暮らす広島県広島市)でも、コロナ感染者が、日ごとに最多記録を更新し続けています。嬉しくない記録更新です。

 

まぁ、僕自身はずっと変わらず、基本は引きこもり、めったに出かけたりすることはないので、生活としては変わらないかもしれませんが、仕事の方には、さすがに影響が出そうです。

 

どうか皆さん、気を付けてお過ごしください。

 

 


■さて。

 

いよいよ迫ってきましたね、アルバム『花鳥風月+』の発売日!…と言っても、発売日は9月15日なので、まだ3週間以上もありますが…。

 

アルバム『花鳥風月+』のことを、少し紹介しておきますと、スピッツはかつてスペシャルアルバム『花鳥風月』という、カップリング曲を収録したアルバムを発表しました。それからおよそ22年後の今年、そのアルバム『花鳥風月』に、インディーズ曲を追加した新たなアルバム『花鳥風月+』を発売させることになったわけです。

 


ということで。今回の企画は、もうタイトルにもなっていますが…

 

もうすぐ『花鳥風月+』発売記念
スピッツ大学学長が今の気分で本気で選んだ
スピッツカップリング曲BEST10

 

をぶちかましたいと思います。ここスピッツ大学でも、カップリング曲にフィーチャーした記事などを書いたことがないので、もうすぐ『花鳥風月+』が発売になるというこの時期に(+自分の手が今空いているので…)、僕が好きなカップリング曲BEST10を紹介してみよう、という企画でございます。

 

 

 

■ところで皆さん、スピッツのシングルカップリング曲…どんな曲があるか、全て分かりますでしょうか?ひょっとしたら、シングルごとに入っているカップリング曲を全て覚えている変t…失礼、優等生も居るかもしれませんが…ちょっとおさらいしてみましょう(主に、僕が振り返りたいだけ笑)。

 

スピッツカップリング曲一覧

 

ビー玉 (c/w 1st『ヒバリのこころ』)
ニノウデの世界 (c/w 2nd『夏の魔物』)
鳥になって (c/w 3rd『魔女旅に出る』)
マーメイド (c/w 4th『惑星のかけら』)
コスモス (c/w 5th『日なたの窓に憧れて』)
心の底から (c/w 6th『裸のままで』)
夏が終わる (c/w 7th『君が思い出になる前に』)
ビーフェイス (c/w 8th『空も飛べるはず』)
猫になりたい (c/w 9th『青い車』)
恋は夕暮れ (c/w 10th『スパイダー』)
俺のすべて (c/w 11th『ロビンソン』)
ルナルナ (c/w 12th『涙がキラリ☆』)
バニーガール (c/w 13th『チェリー』)
旅人 (c/w 14th『渚』)
うめぼし(Live Version) (c/w 15th『スカーレット』)
君だけを (c/w 16th『夢じゃない』)
仲良し (c/w 17th『運命の人』)

 

エトランゼ(TANAYAMIX)
愛のしるし(LIVE'98 Version)
   (c/w 20th『流れ星』)

 

ムーンライト
春夏ロケット
 (c/w 21th『ホタル』)

 

船乗り (c/w 23th『遥か』)
大宮サンセット (c/w 24th『夢追い虫』)

 

ガーベラ
放浪カモメはどこまでも(LIVE)
稲穂
 (c/w 25th『さわって・変わって』)

 

SUGINAMI MELODY (c/w 26th『ハネモノ』)
孫悟空 (c/w 27th『水色の街』)
三日月ロック その3 (c/w 28th『スターゲイザー』)
リコリス (c/w 29th『正夢』)
シャララ (c/w 31th『魔法のコトバ』)
ラクガキ王国 (c/w 32th『ルキンフォー』)
夕焼け (c/w 33th『群青』)
まもるさん (c/w 34th『若葉』)
オケラ (c/w 35th『君は太陽』)

 

花の写真
恋する凡人 (Live from SPITZ JAMBOREE TOUR 2010)
つぐみ (Live from SPITZ JAMBOREE TOUR 2010)
           (c/w 36th『つぐみ』)

ナイフ (Live from SPITZ JAMBOREE TOUR 2010)
シロクマ (Live from SPITZ JAMBOREE TOUR 2010)
       (c/w 37th『シロクマ/ビギナー』)

 

ラクタ (c/w 41th『みなと』)
悪役 (c/w 42th『優しいあの子』)

 


…疲れました、こんなにたくさんあるんですね(全部紹介しきれてますよね?)

 

ということで、この中から、Live Versionとか、何たらMIXみたいなのを除いたカップリング曲36曲の中から、ベスト10を決めました。(ちなみに、【恋する凡人】はライヴテイクが先にカップリングになったので、36曲に含まれています。)

 

ということで、ようやく今回の本題でございます。以下、結果発表です。皆さんも、自分のスピッツカップリング曲ランキングがあれば、それと比べながらご覧ください!

 

 

 

第10位 ガーベラ  
(シングル『さわって・変わって』カップリング曲)

ガーベラ

ガーベラ

  • provided courtesy of iTunes

 

これ、カップリング曲だったんですね、すっかり忘れていました…という感じの1曲でした苦笑。アルバム『三日月ロック』の収録曲という印象が強いです。シングル『さわって・変わって』には、カップリング曲が3曲も入っていてすごいお得ですね。シングルというより、EPって感じです。

 

【ガーベラ】は、スピッツ屈指の名バラードだと思うんです。歌詞の雰囲気とも相まって、夜の空を見上げているような、そんな壮大な広がりを感じる曲です。草野さんのボーカルって、高音はもちろんきれいなんですけど、この曲のAメロみたいな、低音の時々ちょっとかすれる感じの声も良いですよね。

 

 

第9位 ベビーフェイス
(シングル『空も飛べるはずカップリング曲)

ベビーフェイス

ベビーフェイス

  • provided courtesy of iTunes

 

確かこれは、「身内を亡くした友人のために作った歌」とかなんか聞いたことがあるんですけど、情報が見つからない…何かで読んだ記憶があるんですが、間違っていたらすみません。

 

ただ、曲調は何かを祝っているような、明るく楽しい感じなんですけど、歌詞を読んでいくと、”星になったあいつも空から見てる”とか、人の死が垣間見える言葉があったりして、やっぱりそういう曲なのかな、と想像したりしています。この辺りのギャップが、秀逸というか狂気というか…。

 

まぁ、聴く時はあんまり気にしていないですけどね。アルバム『空の飛び方』にも収録されていますが(こちらはアルバムバージョン)、アルバムの収録曲として、中学生の頃にめっちゃ聴いてた記憶があります。

 

 

第8位 夏が終わる
(シングル『君が思い出になる前に』カップリング曲)

夏が終わる

夏が終わる

  • provided courtesy of iTunes

 

調べて見ると、どうやらアルバム『Crispy!』に収録されたのが先のようですね。同アルバム収録の【君が思い出になる前に】をシングルカットする時に、この【夏が終わる】もカップリング曲として収録されました。なので、厳密にはシングルで初めて聴けたカップリング曲ではないですが…まぁ良いか。

 

タイトル通り、夏の終わりになると聴きたくなる曲ですね。AOR的な、大人な雰囲気が漂う曲です。

 

 

第7位 オケラ
(シングル『君は太陽カップリング曲)

オケラ

オケラ

  • provided courtesy of iTunes

 

3rd Album『惑星のかけら』を彷彿させるような、ゴリゴリのグランジを思わせる曲です。実は、最初は割と苦手な感じの曲でしたが、今は【君は太陽】よりもこっち派です。

 

ある時期から、スピッツのシングルカップリング曲が、割と実験的な位置付けになってきて(確かどこかで、田村さんがそういうことを言っていた気がしますが)、シングルとはガラッと違う雰囲気の曲がカップリングに入っていたりするので、何かニヤッとします笑。

 

ただ、最近のシングルは、【猫ちぐら】しかり【紫の夜をこえて】しかり、配信が多くなってきたので、スピッツに関わらず(BUMPとかもカップリング曲好きだったんですけどね…)、カップリング曲を楽しむということがなくなってきたのが、何か寂しいです。

 

 

第6位 三日月ロック その3
(シングル『スターゲイザーカップリング曲)

三日月ロック その3

三日月ロック その3

  • provided courtesy of iTunes

 

ここスピッツ大学で行ったランキング企画の中でも、カップリングでありながら第23位でした。カップリング曲だけに絞れば、これは第4位になります。ちなみに、第3位は【俺のすべて】、第2位は【恋する凡人】、第1位は…カップリング曲最強のあの曲です。分かりますかね?

 

スピッツファンに人気の高い1曲だという印象です。アルバム『三日月ロック』には、表題曲がなかったくせに、その後になって、その1とその2を華麗にスルーして、いきなり【三日月ロック その3】を発表するあたりも、面白いところ。

 

まさに、これぞスピッツ流のギターロックという感じの曲ですね。この曲は、ギターの音が好きなんですけど、特にAメロのブリッジミュート…って言い方が正しいんですかね、音が「ジャッ・ジャッ・ジャッ・ジャッ…」って鳴っているやつ、他だと、【晴れの日はプカプカプー】とか【潮騒ちゃん】とかにも出てきますが、音が気持ちよくて好きなんです。

 

 

第5位 リコリス
(シングル『正夢』カップリング曲)

リコリス

リコリス

  • provided courtesy of iTunes

 

スピッツを聴きはじめて、もうすでに25年くらい経過しているんですけど、未だにスピッツの曲を聴いていると、新しい発見などに出会うことがあるのは、面白いところだと思います。

 

この【リコリス】も、そんなに聴いてなかった曲だったんですけど、記事を書く時になって、改めてこの曲がどういう曲なのか、この曲だけをエンドレスリピートで聴いていたことがありました。結局、どういう曲なのか(特に歌詞的な意味で…)よく分からなかったんですけど…そのまま眠ってしまって、眠っている間中ずっと頭の中で、【リコリス】が流れてしまった結果、起きた後もずっと頭の中で【リコリス】のサビの”ふーれーあーうーこーとーかーらーはーじーめーるー”が響いていました。

 

そういう洗脳効果(?)もあって、【リコリス】という曲が大好きになりました。ボーカルに何かエフェクトがかかっていて、天から声が響いている感じ、映像だったら白くかすんでいる感じのイメージです。アコギの音が印象的で、間奏のアコギとエレキギターとキーボードの音の混ざり合いがきれいです。

 

 

第4位 孫悟空
(シングル『水色の街』カップリング曲) 

孫悟空

孫悟空

  • provided courtesy of iTunes

 

 スペシャルアルバム『色色衣』にも入っていますが、『色色衣』自体、草野さんが「ごった煮」と表現していたように、アルバム『ハヤブサ』やアルバム『三日月ロック』の後の、一番濃くおいしい部分が詰まった作品って感じで、かなり実験的な曲も多く入っています。今はもう廃盤になっている、『99ep』の曲とか良い曲ですよね。

 

そんなアルバムの収録曲でもあります、【孫悟空】ですが、とにかくかっこいい曲です。レゲェ調(?)で曲が始まったと思ったら、サビから一気にメロディックなギターロックに早変わり、このAメロからサビに切り替わるところが、めちゃくちゃかっこいいんです。さらに、大サビまであるという、ダイナミックな展開が熱い曲です。

 

 

第3位 悪役
(シングル『優しいあの子』カップリング曲) 

悪役

悪役

  • provided courtesy of iTunes

 

現時点では、一番新しいカップリング曲になります。今日紹介しているカップリング曲の全ては、Live Versionや何たらMixなどを除き、オリジナルアルバムかスペシャルアルバムに収録されていて聴けるのですが、【悪役】のみアルバム収録されておらず、シングル『優しいあの子』でのみ聴ける曲ということになりますので、聴いたことのない方はぜひ聴いてみてください。めちゃくちゃかっこいい曲です。

 

まだ記憶に新しい、【優しいあの子】の朝ドラ主題歌起用ですが、個人的な想いですが…確かに【優しいあの子】は良い曲ではあったのですが、どこか物足りなさを感じていたんです。率直に、もっとロックを欲していたんです。

 

そこに来て、シングルが発売になって、カップリング曲に【悪役】ですよ。そうそう、これだよ!ってな感じでしたね!にしても、タイトルだけ見ると、朝ドラ主題歌【優しいあの子】のカップリング曲に、【悪役】とはね。”優しい”と”悪”だなんて、何ていうひねくれなんだっていうね。A面でしっかりと国民的バンドのスピッツを見せつつ、B面で少し毒を吐くみたいな、そういう対比が面白い両曲だなという印象です。

 

最高にかっこいい曲です。もう、ギターのためにある曲って言って良いほど、ギターのフレーズがめちゃくちゃかっこいいです。疾走感が気持ちい良い曲なんですけど、パンクロックっぽさもあって、単純には括れない感じのおもしろい曲です。

 

 

第2位 バニーガール
(シングル『チェリー』カップリング曲) 

バニーガール

バニーガール

  • provided courtesy of iTunes

 

僕がスピッツにハマったのは、今からおよそ25年前…小学5年生くらいの時に、最初は偶然でしたが、【チェリー】を聴いたことがきっかけでした。その後、しばらく経ってだったと思いますが、シングル『チェリー』を中古CDショップで購入しました。

 

当時は、まだ”カップリング曲”というものに対しては、ただ単にシングル曲のおまけ程度にしか考えておらず、特に気にしていませんでした。そういう時に、シングルのカップリング曲である【バニーガール】を聴くことになるわけです。で、めちゃくちゃかっこいいじゃないですか!何、”バニーガール”なんていうヘンテコなタイトルをつけながら、こんなかっこいいギターロックの曲は!?

 

なので、そもそも、カップリング曲はシングルのおまけなんかじゃなくて、もうカップリング曲自体が完成された、一つの素晴らしい楽曲なんだと、認識を改めた最初のきっかけが、この【バニーガール】でした。

 

何か、自慢げに言ってましたね。
「…あぁ、【チェリー】良い曲だよね。でも、B面の曲(最初はB面とか呼んでたなぁ…)の【バニーガール】も良いよね…え、何?知らないの?絶対聴いた方が良いよ(ドヤッ)」って感じに。

 

スピッツしかり、あと個人的にカップリング曲が良いなと思うのは、BUMP OF CHICKENとかね、シングル曲を平気で食ってしまうことあったりして、恐るべしカップリング曲!という感じです。

 

 

第1位 猫になりたい
(シングル『青い車カップリング曲) 

猫になりたい

猫になりたい

  • provided courtesy of iTunes

 

やっぱりこれで、間違いないですね!超名曲、王道中の王道です!スピッツカップリング曲の中でも、知名度はトップクラスなのではないでしょうか。

 

ここスピッツ大学で行ったランキング企画の中では、全体で第11位でした。惜しくもBEST10入りは逃がしましたが、200曲以上あるうちの、しかもカップリング曲で第11位なので、さすがだなと思います。そして、カップリング曲だけに絞ると、見事第1位でした。やはり、スピッツファンにも人気の高い曲ですね。

 

草野さんの書く詞というのは、良い意味で回りくどいんですよね。古くは、シングル曲【裸のままで】において、”君を愛してる”なんていう直接的な言葉を使うことに抵抗を示していましたが、そんな風に直接的な言葉は使わないで、君への想いを表現したり、面白い例えを使って言い換えるというのは、草野さんの歌詞の特徴です。

 

例えば、【恋のはじまり】という曲では、恋のはじまりとして、普段は絶対にしないような行動として、”花屋のぞいたりして”と表現してたり、【恋は夕暮れ】なんてのも、”恋”というものを色んなものに例えています。

 

【アカネ】では”身体のどこかで 彼女を想う”、【仲良し】では”いつも仲良しでいいよねって言われて でもどこかブルーになってた”、新しい曲でいうと、【優しいあの子】でも、きれいな景色に出会ったその感動を、”優しいあの子にも教えたい”と歌って、あの子への気持ち(恋心)を表現していると考えることができます。

 

そして、今回の【猫になりたい】も…スピッツ大学では、”ストーカーソング”という解釈も紹介していますが、とにかく自分が思っている人と一緒に居たい、という気持ちを、”猫になりたい”と表現するところとか、まさに回りくどさ爆発じゃないですか!君と一緒に居たいだの、君が好きだの、あなたがくればいいのに、などと言えばいいのに、そういう直接的な表現を避け、”猫になりたい 君の腕の中”と言うところとか、草野さんらしい表現だなという印象です。

 

個人的な思い出としては、この曲との出会い自体はもう古く、それこそ中学生の頃…もう20年以上も前になるんですけど、そこから時が経って自分が大学生の時に、バイト先の人とカラオケに行った時に、先輩の女性がいきなり【猫になりたい】を選曲していきなり歌い始めたんです。

 

「え、先輩、スピッツ好きなんですか?【猫になりたい】知ってるんですか!?」と、テンションが上がって、そのままその先輩に恋に落ちていた…という思い出がおじさんにもあるんですよ笑。

 

…まぁ、そういう思い出補正もありつつ、まぁやっぱり歌詞の世界観の印象が強いですね。文句なし、大番狂わせなしで、この曲をカップリング第1位とさせていただきました。

 

 

 

■はい、ということでいかがだったでしょうか。

 

カップリング曲って、やっぱり良いですよね。あの、シングルが出る時って、割とそのシングル曲の方は、例えば、先にMVが発表されているとか、ラジオで音源が発表されているとか、映画やドラマなどの主題歌だったらそれで先に聴けるとか、要は、新曲と言えど、シングルを買う前から少しは聴いている場合が多いですよね。

 

そこへ来て、カップリング曲は、シングルで全く初めて聴くことが多いので、シングルを買う目的として、カップリング曲を聴くことはかなり大きいんです。

 

ただ、シングル曲をレコード盤で出すこと自体の需要が減ってきて、カップリング曲という概念、文化そのものが薄れてくるのは、何か寂しいですね。果たして、新曲の【大好物】は、どういう形で発売になるのでしょうか?

 

 

ところで、2019年にアルバム『見っけ』が発売になったのならば、3年周期の法則に則れば、来年に新しいアルバム発売!?【猫ちぐら】【紫の夜を越えて】が既に出ているので、【大好物】という曲を布石として、来年新しいアルバムの発売に期待しています!

 

ということで、まずはアルバム『花鳥風月+』楽しみですね!