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209時限目:宇宙虫

【宇宙虫】

宇宙虫

宇宙虫

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■アルバム『ハヤブサ』に収録されている、インストゥルメンタルの曲です。作曲は、ギターの三輪徹也さんです。読み方は、そのまま”ウチュウムシ”と読みます。

 

歌詞カードのクレジットによると、この曲には、どうやら三輪さん(guitar, programming)と、本アルバムのプロデューサーの石田小吉さん(Some Electronic Devices)のお二人の名前しか表記してないですので、お二人のみでの演奏になっているんですかね。

 

あるいは、アルバムのプロデュースは、先述しました石田小吉さんなのですが、この【宇宙虫】のみ、プロデュースが”SCUDELIA ELECTRO”名義になっています。調べてみますと、SCUDELIA ELECTROは、石田小吉さんをリーダーとした音楽ユニットであり、スピッツの田村さんや、あとドラムに向山テツさん(個人的に、斉藤和義Coccoのサポートで、ドラムを叩いていたのを見たことがあります!)もサポートメンバーとして所属しているようです。

 

なので、【宇宙虫】には、プロデュースはともかく、演奏などにもこのユニットが関わってるのかもしれません。

 


■ということで、インスト曲の紹介ですか…難しいですね、苦笑。

 

完全に、タイトルに引っ張られる部分もあるのですが、宇宙っぽい広がりを感じる曲ですよね。まぁ、タイトルに”宇宙”という言葉が使われていなくても、おんなじことを感じたと思います…多分。

 

小吉さんが”Some Electronic Devices”…つまりは色んな電子楽器の演奏で参加しているということで、バンドサウンドというよりは、テクノ…とまではいかないものの、電子的な音が響いて聴こえてきます。

 

なので、個人的なイメージとしては、宇宙は宇宙でも、いわゆる本物の星空を見上げている光景というよりは、”プラネタリウム”が思い浮かびました。椅子に座り、電気が消えた真っ暗な中で、頭上のドームを見上げる。すると、今まで真っ暗だったところに、星空が映されて、アナウンスが始まる…「あの星座は、○○座です」「あの星は、○○という名前です」など。そんな場面で、【宇宙虫】が流れていたら、すごく似合うでしょうね。

 

あるいは、”虫”の方に引っ張られると、”ホタル”なんかもイメージされます。ちょうど、同アルバムに【ホタル】という曲もありますが、暗闇の中に、幻想的にホタルが漂っている光景なんかも浮かんできます。

 


…という具合に、インストの曲は、抽象的なイメージでしか語れないので、あしからず、苦笑。

 


■さて、この”宇宙虫”というタイトルについてです。

 

どういう意図で付けたのかは、本当のところは定かではありません。結局のところは、タイトルが先行か、それとも音源が先行かは分かりませんが、この音源にこのタイトルは、とても似合っていますね。

 

ちなみに、水木しげる先生の漫画に、”宇宙虫”という架空の生き物が出てくるお話があるのですが、これとの関係はどうなのでしょうか?どうなんでしょうね、笑。