スピッツ大学

入学試験無し!授業料無し!ただし学歴には書けません!

スピッツランキング企画 投票所

スピッツランキング企画>

 

■趣旨
このブログを読んだスピッツファンの方々で、スピッツで好きな曲ランキングを作る!

 

■ルール(お願い)
この記事のコメント欄に、スピッツの曲の中で、自分が好きな曲BEST3を書き込んでください。必ず、1位、2位、3位をはっきりと決めた上で、それを分かるように明記してください。
ちなみに、選べる曲ですが、インディーズの曲とカバー曲を除いて、アルバム『小さな生き物』(シングル曲【雪風】も含めます)までの全ての発表曲とさせて下さい。

 

■ポイントについて

皆さんに選んでいただいた各々のBEST3について、1位の曲:3ポイント、2位の曲:2ポイント、3位の曲:1ポイントを、それぞれ与えることとします。そして、それらのポイントを加えていって、最終的にランキングを作るつもりです。

 

 

とりあえず、目標を1000人(合計6000pt)として様子を見つつ、何年か単位の長期の企画として僕は待つつもりです。締め切りは今のところありませんので、ゆっくり考えて、どしどし投票してください!

 

ランキングに投票していただいた方々に、あらかじめまとめてお礼を言っておきます、本当にありがとうございます。ささやかですが、見たしるしとして、☆をつけておきます。忘れていたらごめんなさい!

 

※注意※

今後、この記事以外に投票された場合は、申し訳ないですが、今後はもう採点しないことにします!どこにどれくらいの票があるのか、分からなくなっちゃいますので。必ず、この記事に投票をお願いいたします。ちなみに、このブログは割と重くて、特にスマホの場合、コメントスペースが記事の一番下、コメント欄の後ろに出てくるため、コメントが多くなればなるほど下に追いやられてしまいます、予めご了承ください。

 

スピッツランキング企画 途中結果

第2回 → http://itukamitaniji.hatenablog.com/entry/2017/05/05/154337

第1回 → http://itukamitaniji.hatenablog.com/entry/2016/07/25/233059

 

スピッツランキング企画 保管庫

part2 → http://itukamitaniji.hatenablog.com/entry/8823/06/22/000000

part1 → http://itukamitaniji.hatenablog.com/entry/2015/08/01/003522

 

はじめに

■学長(ブログ主)より挨拶
http://itukamitaniji.hatenablog.com/entry/1000/01/01/000000

 

スピッツ大学カリキュラム
http://itukamitaniji.hatenablog.com/entry/1000/01/02/000000

 

■学長(ブログ主)紹介
http://itukamitaniji.hatenablog.com/entry/2016/06/20/215848

 

スピッツ大学校歌
http://itukamitaniji.hatenablog.com/entry/1000/01/04/000000

 

■itukamitanijiとしての活動
http://itukamitaniji.hatenablog.com/entry/1000/01/05/000000

 


たまたま訪れただけで、すぐに出ていったきりの方、
スピッツを検索していて、ここを訪れてくださった方、
興味を持ってくださって、定期的に読んでくださっている方。


つまり、あなたにお礼が言いたいのです、どうもありがとうございます!

 

 

2016/07/28
総PV数 50万突破しました!

 

2017/02/04
総PV数 100万突破しました!

 

2017/07/08
総PV数 150万突破しました!

 

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180時限目:みそか

【みそか】

 

■アルバム『スーベニア』に収録されている曲です。個人的ランキング、195曲中16位でした。ランキング上位入賞には、文句なしの名曲です。

 

wikiの情報を見て思い出していましたが、この曲は、2006年のアクエリアスのキャンペーンソングでした。疾走感あふれる曲調が、CMにぴったりだったことを、少し思い出しました。

 


■さて、このタイトル”みそか”という言葉ですが、僕は、この言葉が単体で意味を成すことは知りませんでした。つまり、”おおみそか”という言葉はもちろん知っていましたが、”みそか”という言葉には、馴染みがなかったんです。

 

ちなみに”みそか”とは、漢字で、三十日、晦日などと書き、「月の最後の日」という意味です。三十日(みそか)と書くと、〇月30日のような気がしますが、一般的には、29日であろうと31日であろうと、とにかく月の最後の日を表す言葉であるそうです。

 

言わずもがな、”おおみそか”は、漢字で大晦日と書き、「年の最後の日」つまり12月31日を表す言葉です(大三十日とは書かない)。

 


■何ていう、国語の授業はこれぐらいにしておいて…。

 

とにかく、こんなタイトルで曲が作れるとは…という感じなんですが、こんなゆるいタイトルでありながらも、実際は、スピッツ屈指のロックナンバーになっています。ハードロックとかヘビィロックとかって言うんですかね、メタルとはやっぱり違いますけど、ギターの音がギャンギャン鳴っていて、ベースもドラムスも荒れ狂っている感じ、また今までのスピッツのロックな曲とは一味違った曲になっています。

 

スピッツ?あぁ、空も飛べるはずかな?ロビンソンかな?」というところで止まっている人に、ぜひ聴いてみて欲しい一曲ですね。きっと驚くでしょうね。

 

しかし、それに乗っかるのは、草野さんのいつものクリーンなボーカルです。曲調が、あっちこっち色んな方向にいっても、草野さんの声が乗っかるだけで、確かにスピッツの曲を成すようになるのは、不思議ですよね。

 


■ということで、じゃあ、この歌はどんなことを歌っているのでしょうか。ちょっと考えてみます。

 


まず、先ほど紹介しました、”みそか”という言葉の意味、そしてこの曲がアルバムの最後の曲だということ、あとはサビの歌詞…例えば、

 


越えて 越えて 越えて行く 命が駆け出す
悩んで 悩んで はじまるよ 必ずここから

 

という部分などは、何となく繋げて考えることができそうです。

 

みそかとは、(ひと月の)最後を表わしている言葉ですが、その最後は、必ず(次の月の)始まりへと繋がっています。最後を”越えて”、また新しい始まりへと向かっていく…それは何も、暦(こよみ)の上に限ったことではなくて、何となく精神的な部分も表していると感じます。

 

そして、この曲がアルバムのトリを飾っている意味…これも、アルバムはこれで最後だけれど、まだスピッツはずっと続いていくからね、という、スピッツ自身の気持ちをも表していると考えました。

 

何も、月や年をまたがずとも、また新たな気持ちで頑張っていこうと、歌詞を用いれば、困難なことも”越えて”行こうと。そういう気持ちに燃えている人の背中を押してくれる、そんな歌であると感じます。

 


■他に、印象に残った歌詞を書いてみると、

 



周りに合わせない方が良い感じ
誰かが探しに来る前に

 

これは、この歌の主人公や、ひいては、第三者的な立場から、僕たちに言っている言葉とも捉えることができますが、スピッツ自身のことを歌っているとも考えられますね。例えば、エキサイトミュージックにおいて、アルバム『スーベニア』について、メンバーが語っているインタビューがあるんですが、その中で、草野さんがこのように語っていました。
(引用:http://ent2.excite.co.jp/music/interview/2005/spitz/01.html

 


草野:…でも、今だと何を入れてもスピッツになっちゃうっていう自信っていうんじゃないですけど、開き直りみたいなものはありますね。曲に合うアレンジであれば、迷うことなく、取り入れていくっていう感じです。

 

ちなみに上記は、同アルバムに収録されている【ナンプラー日和】に、三線の音が入っているということに関して述べた言葉ですが、スピッツの曲全般に言えることだと思います。今回の【みそか】に関しても、こんなにゴリゴリなヘビィロックでありながらも、確かにスピッツなんですよね。

 

周りに合わせるんじゃなくて、自分たちが望む音ならば何でも加えてみよう、と。そういう、音楽(ロック)に対する飽くなき挑戦心みたいなものを感じます。

 


あとは、これまでの解釈の流れに読んでいくと、ん?って思うんですけど、

 


君をさらっていこうかな
例え許されないことでも

 

という歌詞。自分の強い気持ちを真っ直ぐに歌っていると思いきや、唐突な”君”の出現です。しかも、”さらっていこうかな”なんて、ちょっと意味深なことも、さらっと歌ってみたりして、苦笑。

 

そうか、この歌は僕と君の歌なのかな、という想像を一旦してしまえば、また全体的な歌の解釈もがらりと変わってしまうのが、また不思議なところです。例えば、

 


尖った山のむこうから
朝日が昇ればすぐに

 


越えて 越えて 越えて行く 命が駆け出す

 

などの表現が、一気に性的な表現にも思えてくるんですよね、笑。特に前者なんかは、一見すると、”初日の出”なんかを思わせる、はじまりの決意を示した表現に思えますが、”尖った山のむこう”、”朝日”ですからね…うーん。

 


■まぁ、いつも通り、色んな解釈はできそうなんですが、細かいことはとりあえず置いといて、疾走感を楽しむべき、スピッツ屈指のロックナンバーですね。

179時限目:水色の街

【水色の街】

 

■27作目のシングル曲で、シングル『ハネモノ』と2枚同時に、同じ日に発売されました。ちなみに、シングル『ハネモノ』が26作目のシングル、シングル『水色の街』が27作目のシングルという扱いになっています。どちらとも、アルバム『三日月ロック』に収録されました。

 

個人的ランキング、195曲中43位でした。そんなに明るい曲ではないんですけど、たまにすごく聴きたくなって、聴くといつも気持ちが落ち着くんです。個人的に、陽の【ハネモノ】、陰の【水色の街】という感じです。

 

wikiの情報を拾うと、この曲は、川崎の街(神奈川県川崎市のことだと思う)をモチーフに作られた歌であるとのことです。

 


■早速、曲の解釈に入りたいと思いますが…この曲に関しては、正しい正しくないは別として、とある解釈が割と定着しています。それについて、個人的な考えを踏まえつつ、大いに触れていきたいと思います。

 

ずばり最初に言っておくと、この歌の解釈としては、”(歌の)主人公が自殺してあの世にいる君に会いに行く”というのが広まっています。

 


まず、曲の始まりは、メジャーコードでギターの音だけがジャラーンと響き、それが寂しく、ちょっと不穏な雰囲気を連れてきます。

 

続く、出だしの歌詞は、

 


川を渡る 君が住む街へ
会いたくて今すぐ 跳びはねる心で
水色のあの街へ

 

となっていますが、単純にここだけ読むと、恋人がいる街へと川を渡って向かっている、という描写のように思えます。ずっと会いたいと思っていて、それがやっと叶うんだ、ということで、心はドキドキウキウキしていると、そういう感じですかね。

 


しかし、所々、そう単純に解釈が進まないような、ちょっと不穏なフレーズが出てきます。挙げてみますと、

 


会いたくて 今すぐ 間違えたステップで

 


会いたくて 今すぐ 泥まみれの靴で

 

この辺りでしょうか。

 


■前者の部分においては、”間違えたステップ”とはなんだろう、というところですよね。色々考えられると思います。

 

例えば、先述の通り、君に会えると思って、心がウキウキしていると。だから、何となく足取りが軽く、踊るように道を歩いている、まるでデタラメにステップを踏んでいるみたいに…と考えることができます。

 

ただ、やっぱり、”間違えた”がひっかかるんですよね。で、行き着くのが、道を外れて、通常は歩くことのないような道(場所)を歩く、という解釈になります。そして、この場合は、意図的に自分の意志で”間違えた”のだとしたら…と広げてみます。

 

そうして考えていって、そうか、この人物は、自ら”自分の生きてきた道”を外れようとしているのだ、という風に解釈が進んでいくわけです。つまり、生きていくことを正解だとして、死ぬことを選ぶのは間違い、ということになりますか…無理やりですかね、苦笑。

 


後者の部分においては、”泥まみれの靴で”というフレーズ…何で”泥だらけ”なの?とひっかかります…雨が降っている描写などもありませんしね。

 

そこで、随所に出てくる、”川を渡る”という言葉をもう一度考えてみます。通常だったら、”川を渡る”なんて言われれば、言葉が端折られていますが、橋を通って川を渡るとか、船に乗って川を渡るとか、そう考えると思うんですけど、ここの場合は、本当に歩いて川を渡ろうとしてるのではないか、と一旦考えてみます。

 

しかし、それは明らかに変だ、ということで、これを広げていくと、この人物は自分の意志で川に入っていこうとしてるんじゃないか…つまり、入水自殺を図ろうとしているのだ、という解釈に繋がっていきます。そうすると、靴が泥だらけになっているのは、川べりのぬかるんだ地面を歩いたためだ、などと考えることができそうです。

 


■ちょっと、説明っぽくなりすぎたので、物語をまとめてみると、要はこういうことです。

 

まず、会いに行こうとしている”君”は、もうこの世にはいない故人であると。ということで、君に会いに行くために、自分も死んであの世に行こう、という物語になります。

 


”川”の解釈については二つあって、まず一つ目は、先述の通り、川に入って自殺を図っているという解釈ですね。

 

もう一つは、ここでいう川は、”三途の川”を表しているのだという解釈です。だから、この場合だと、主人公はもう死んだ後で、この世(此岸)を離れて、君が居るあの世(彼岸)へと、三途の川を今まさに渡っている描写だと考えることができます。

 


さらに、”水色の街”というタイトル自体の意味について考えてみました。

 

僕はこの言葉を、”水面に映っている街”と想像していました。つまり、この場合だと、”川面にゆらゆらと逆さになって映っている街”をイメージしてみてください。

 

そこに行こうとするわけですけど、まぁ川に映っている街なので行けるわけがありませんが、結局は川に入って行かなければならず、やがて溺れてしまうでしょう。ということで、これも入水自殺や、現世ではありもしない場所に行く、という解釈につなげることができそうです。

 


■さらにさらに調べてみると、モデルになっている川崎市には、川崎大師という場所があり、そこには、”しょうづかの婆さん”なる像があるそうなんです。

 

この”しょうづかの婆さん”は、”奪衣婆”などと呼ばれ、その実態は、「三途の川の渡し賃である六文銭(当時のお金)を持ってこなかった者の服をはぎ取る婆さん」なんだそうです、おっかないですね、苦笑。

 

草野さんがそこまで考えて曲を作ったとは、さすがに広げすぎかもしれませんが、一応、川崎市に三途の川との接点を、多少無理やりにですが見つけることができました。

 


■ということで、そんなに長くなくて、多くを語っていないような歌ですが、深読みしていって、こんな悲しい解釈(主人公にとっては、君に会えるから嬉しいのかな?)が広まっています、どうでしょうか。

 


ちなみに、個人的な僕自身の思い出としては、大学生の時に、当時好きだった(後に付き合った)人が、同じ街に住んではいたんですけど、その人に会いに行く為にはいつも、ひとつ川を渡らなければなりませんでした。橋を渡って、川沿いにその人のアパートがあったんですが、その人のアパートで…というより、アパートの隣の公園や、川沿いの階段に腰かけて、夜中~朝にかけてmその人とずっと話していたのを覚えています。飽きもせず、もう何時間も色んな話をしました。

 

その人に会うことは、時に悲しいこともありましたが(この辺は色々あったんだけど、割愛!笑)、やっぱり嬉しいことだったんです。そんなに遠くに行くわけでもないし、川と言っても細い川でしたが、その川を渡るということが、つまりはその人に会えるということと同義で、自分にとってはすごく特別なことだったんです。

 

まさに、”川を渡る 君が住む街へ”ですよね。だから、この歌の主人公は僕でもあります。この歌を聴くと、いつもそんなことを思い出しちゃうんです。

 


■では、最後にMVを。

 

https://youtu.be/o4aDZ2zv9as

 

まるで歌詞をなぞっているようなMVですよね。川も出てきていますが、映像のエフェクトのおかげもあって、何か俗世を離れた雰囲気を醸し出しています。

 

あと、随所に出てくる象についてですが、今回調べていてちゃんと見つけることができなかったんですが、象はあの世からの使者だという話を、どこかで聞いたことがあります。また、象は、死の概念をちゃんと理解しており、何と葬式みたいなことをするんだという説もあります。何か意図があって、象をMVに出演させているのでしょうか。

178時限目:ミカンズのテーマ

【ミカンズのテーマ】

 

■アルバム『三日月ロック』に収録されている曲です。個人的ランキング、195曲中155位でした。

 

まず、何と言っても、目を引くこの曲名ですよね、笑。もう、出落ち感が半端ないんですけど、wikiの情報では、「もしも新しくバンド名をつけるとしたら、という発想のもとで架空のバンド「ミカンズ」を設定してつくったという曲」ということです。

 

この辺り、個人的な考えも含めて、書いてみようと思います。

 


■まず、スピッツ史に残る出来事として、”マイアミ・ショック”というものがありました。

 

この出来事は要するに、自分たちの意向に反して、レコード会社がスピッツのベストアルバムを発売することを決定し、そして実際に発売になってしまった、という出来事です。ちなみに、ここで発売されたベストアルバムとは、『RECYCLE Greatest Hits of SPITZ』のことで、こういった経緯から現在は廃盤になっています。

 

このレコード会社の決定に、スピッツは、憤りや悲しみを感じたそうです。裏切られた、とも感じたそうです。

 

そして、スピッツの考え方として、「ベストアルバムを発売する時は解散する時」というのがあったので、ベストアルバム発売=解散という公式が成り立ったので、発売と同時にスピッツを解散させるなんていう話まで及んだそうです。

 


■この辺りについて書かれていることを、書籍「旅の途中」から、少し引用してみます。

 


スピッツを解散して、四人で違うバンド名で出直そう。」
そんな話で盛り上がった。新バンド名を考えて、ノートに書き出していった。いろんなくだらないバンド名を出し合って、みんなで笑った。たしか、ハナムグリ―ズとか、ダメダメなバンド名ばっかりだったけど。

 

確かにマイアミショックという出来事に、スピッツは苦しんだのだろうとは思いますが、ここの文章を読んで、僕は不謹慎にも嬉しくなったんです。まぁ、”ハナムグリ―ズ”にも、クスッときますけどね。

 

”四人で”違うバンド名で出直そう…”みんなで”笑った…僕はこのようなフレーズを読んで、こんな出来事があっても、スピッツメンバー四人の結束は、少しも揺らいでいないように思えたんです。スピッツメンバーにとっては、四人がバラバラになるという考えは、毛頭なかったことだったんでしょうね。何か、それが分かっただけでも、嬉しかったんです。

 


■そして、ここからは、僕の想像も入りますが…

 

僕は思いました。ひょっとしたら、先述のノートに書き出していった”くだらないバンド名”の中に、”ミカンズ”があったのではないか、と。そうでなくても、この出来事の時に思いついたバンド名のひとつが、”ミカンズ”であったのではないか、と。まぁ、時期的に考えても、そうだとは思うんですが、どうですかね。

 

(※本当のところ、どうなのでしょうか。本人たちが語った事実があったのかは、僕は知らないのですが…この辺り、事実を知っておられる方がいましたら、ぜひコメントください!)

 


■ということで、もうあんまり解釈することもないかもしれませんが、笑。【ミカンズのテーマ】がどんな曲であるか、考えてみます。

 

上述のとおりですが、架空のバンド名”ミカンズ”を思い浮かべ(おそらく、自分達がそういうバンドでやっていたとしたらと考えた)、そのバンドのテーマソングとして、【ミカンズのテーマ】は作られました。

 

多少、分からない表現はありますが、それに沿って歌詞を読んでいけばいいかと思います。少し抜き出してみますね。

 



はじめましてのご挨拶 余計なことも紹介しよう
誰もが驚く野望を 隠し持ってる前頭葉

 

出だしが、いきなりこういう歌詞なのですが、実は一番ここが印象に残ったりします。メロディーのリズムも何か良いんですよ、軽快に歌っていく感じが気持ち良いんです。

 



あたり前過ぎる人生を 切り貼りしてこのざま
好きだと言えたら良かった そんな記憶でいっぱいだ

 

架空バンドのテーマソングと言いながらも、”好きだと言えたら良かった”や、他の部分だと、”あの娘のハート つかもう”や”実は恋も捨てず”など、恋愛に関するフレーズも多々出てきます。何ていうか、かつて想いを伝えることができなかったあの娘を振り向かせるため、ひいては、もっと広い意味で自分の人生を変えるためバンドを始めた、みたいな想いが読み取れます。

 


あとは、サビはこんな感じです。

 


ミカンズ 甘くて 酸っぱい言葉 かますぜ
ミカンズ 俺達 虹の橋を渡ろう

 

”かますぜ”なんていう、ちょっと強がっている感じがかわいらしいですね。”甘くて 酸っぱい”は、架空のバンド名”ミカンズ”の由来でしょうか…「どうしてミカンズなんてバンド名付けたの?」→「いやぁ、甘くて酸っぱい言葉をかましたいということで、それを”ミカン”に例えまして…」みたいな感じでしょうか、笑。

 


■とにかく【ミカンズのテーマ】は、かなり陽気な歌になっているんですけど、陽気に歌えてよかったですね。だって、本当にミカンズになっていた可能性も…ってあれ?何だか違和感がない?笑 

 

まぁ…僕は別に、ミカンズになっていたとしても、あるいは、ハナムグリ―ズになっていたとしても、四人が揃っているのならば、聴き続けたでしょうね、笑。陽気な歌に隠された、四人の確かな絆を感じることができます。

177時限目:三日月ロック その3

【三日月ロック その3】

 

■シングル『スターゲイザー』のカップリング曲であり、後にカップリング曲・カバー曲集であるスペシャルアルバム『おるたな』にも収録されました。

 

個人的ランキング、195曲中55位でした。一方、スピッツ大学で行っているスピッツランキングの途中結果において、(第2回の時点では)堂々の12位に輝きました。ここだけではなくて、どこのスピッツランキングを見ても、人気のある曲だというイメージです。まさに、名カップリング曲と言っても良いでしょう。

 


■まず、この特徴的なタイトルですよ。”三日月ロック”というタイトルも、十分特徴的であると言えますが、さらに”その3”ですからね。

 

スピッツは、2002年9月11日にアルバム『三日月ロック』を発表しました。このアルバム名は、wikiなどを参考にすると、どうやらレコ―ディングを行っていたスタジオの一つ、「CRESCENTE STUDIO」が由来になっているらしいですね。CRESCENTE(クレセント)とは、日本語に訳すと”三日月”となり、それだけではインパクトに欠けるということで、それに”ロック”という言葉を付け足して、”三日月ロック”という造語をアルバム名にしたということだそうです。

 


ところで、スピッツのアルバムには多くの場合、表題曲があるのが通常です。つまり、アルバム名と同名の曲が、アルバム自体の収録曲に含まれているということです。個人的には、スピッツのアルバム表題曲には、特に名曲が多いなと思っています。【フェイクファー】【インディゴ地平線】【漣】【醒めない】など、どれも名曲ですよね。

 

それを踏まえて改めて見てみると、上述の例外として、このアルバム『三日月ロック』には表題曲がありません。(個人的に、【けもの道】が表題曲に位置付けられると思っているんですが、どうですかね)


そして、時が経ち、2004年1月21日に、シングル『スターゲイザー』が発売になりましたが、そのカップリング曲に『三日月ロック その3』が収録されました。アルバム発売から、およそ1年と半年後のことです。珍しいですよね、”その3”は付いていますが、かつて発表したアルバムのタイトルを曲名に冠して、新曲として改めて発表するなんてね。

 

この曲に関しては、まさに「アルバム『三日月ロック』に表題曲が無かったため」作られたんだそうです。ただし、楽曲”三日月ロック”は、同タイトルで3パターン作られたそうですが、そのうち”その3”を音源化し、”その1”と”その2”は、現時点まで(多分、今後も永遠に…)未発表のままになっています。ライブで短く演奏したことはあるそうですね。

 

まぁとりあえず、こういうちょっと変わった経緯で、【三日月ロック その3】は生まれ発表されました。それがこんなに人気曲になるんですからね、驚きです。

 


■あとは、アルバム『三日月ロック』という作品については、例えば、書籍「旅の途中」などによると、このような表記があります。

 


音楽は贅沢な楽しみかもしれない。それでも、心の中にある不安をなくすことはできなくても、和らげることができるんじゃないだろうか。
(中略)
そんな思いで作った「ハネモノ」を出発点にして、そこから本格的に『三日月ロック』の制作がスタートした。

 

これは、例えば大きな出来事としては、「9・11同時多発テロ」などを受けてのことです。そして、偶然か必然か、アルバム『三日月ロック』の発売は、テロのちょうど1年後となりました。

 

悲しみに包まれた世界に対して、草野さんは、一旦は音楽をやること・歌っていくことに無力さを感じたものの、カルピスのタイアップ曲となった【ハネモノ】の制作を通じて、少しずつ上述のような前向きな気持ちになったということです。

 


…何か、僕はこうやって書籍を読んで、それを引用して、分かった気になることしかできないですけど、感慨深いですよね。

 


■ということで、長くなりましたが、【三日月ロック その3】の話をしないとですよね、笑。

 


しかし、歌詞を読んだ限り…どうですかね、長々と書いてきたような想いが、直接歌詞に反映されているんですかね。例えば、

 


いいことも やなことも 時が経てば
忘れると言いながら じっと手を見る

 

などの歌詞は、確かに先述の想いが詰まっているなという感じですけど、全体的に読んでみても、そんなに繋げて考える必要はないのかな、という印象です。

 


一方で、例えば、

 


色あせないドキドキは 形だけ変わっていくのだ
次いつ会えるかな

 


泣き止んだ邪悪な心で ただ君を想う

 

など、誰かのことを想ったり、その誰かと会えることを望んでいるという描写が出てきます。こういうときは、恋人だったり、好意を寄せている異性を想っているのではないか、という風に、どうしても自然と想像が及びます。

 

”泣き止んだ邪悪な心”というのも、面白い表現ですよね。意味は、どういうことでしょうか。泣くと余計な想いは全部洗い流されて、残ったのは君を想う心だけだった、といったところでしょうか。それは、むしろ純粋で素直な心のような気もしますが、それを邪悪と表現するのも、何か意図があるんでしょうかね。

 


■と読んでいくと、”三日月”というフレーズが、サビに表れます。

 


すぐに暖めて 冷やされて 三日月 夜は続く

 


いつか跳ねたいな 二人して 三日月 夜は続く

 

この2つのフレーズはどちらとも、先ほどの”泣き止んだ邪悪な心で ただ君を想う”に繋がっていきます。こう読んでいくと、”三日月”という言葉が、何か唐突に出てきている印象です。

 

例えば、素直に読むと、君を想いながら、夜にひとり寂しく三日月を見上げて、たそがれているというイメージができます。

 


あとは、いつも通り、ちょっと想像を歪ませて…三日月=男性器として考えてみました。とがっているものには、草野さんのことだ…と、どうしても”卑猥なモノ”を想像しようとしてしまうのは、もう僕の頭もバグって…いやいや、良いか悪いか、深読みしてしまうんですけどね。

 

じゃあ、三日月=男性器だとすると、君のことを想いながら、男性がしていることとは…ひとつしかありませんよね、笑。そう考えると、”いつか跳ねたいな 二人して”という表現も…ですよね、ご想像にお任せします、笑。

 


■まぁ、ぶっとんだ想像はさておき、とにかく名曲です!シングル集が発売され、この頃スピッツに興味を持って、聴いてみようかな、と思っている方も居られるかもしれませんが、ぜひカップリング曲もチェックしてみてください。まとめて聴くならば、アルバム『花鳥風月』『色色衣』『おるたな』をお勧めします!

176時限目:マーメイド

【マーメイド】

 

■シングル『惑星のかけら』のカップリング曲であり、スペシャルアルバム『花鳥風月』に収録されました。個人的ランキング、195曲中122位でした。

 

wikiの情報によると、アルバム『惑星のかけら』に、【波のり】か【マーメイド】か、どちらを収録するかで迷った末、【波のり】が収録されたため、アルバム『惑星のかけら』の方には、収録が見送られたそうです。

 

実際は、どうやら【マーメイド】の方も、ファンからすごく人気があったそうで、それはファンから、「どのアルバムに収録されるんですか?」と手紙が来るほどだったそうです。

 


■まず、この時期…アルバム『惑星のかけら』が発売になった頃のスピッツの楽曲の特徴のひとつとしては、いつかこのブログで書いたことがありますが、草野さんの妄想というか、ファンタジーな部分が色濃く反映された曲が多かったというのがあります。

 

この時期のインタビューにおいて、書籍「スピッツ」によると、

 


草野さん:なんか日本的なSFなんですけどね。アシモフみたいな本格的なやつじゃなくて、ちょっと思いついたアイデアとかイメージみたいなのをちっちゃいストーリーにしたりとか…

 

草野さん:…あの、つたが壁をはい回ってる家ってありますよね? それが福岡の海岸にあって……という妄想を膨らまして、で、本当にそこにあるはずだっていう気になっちゃって。実際見に行ったらなかったという(笑)

 

など。後半のなんかは、読んでいて途中から、「妄想かよ!?」ってなっちゃいましたけどね、笑。(後半のは、【アパート】に繋がるっぽい?)

 


例えば、【惑星のかけら】では全編通して妄想ワールド全開ですし、【僕の天使マリ】では女性を天使にしてしまったり…そして、【マーメイド】では、今度は人魚ですよ。

 

あと、この時期のスピッツは、グランジグランジ言われることも多いですが、【僕の天使マリ】や【ハニーハニー】や【波のり】、この【マーメイド】もそうですけど、割と陽気な曲調も多いんですよね。歌詞をよく読むと、陽気な曲調の裏に色々と隠されているように感じる場合もありますが、そのギャップも、陰と陽みたいな感じで聴けて、面白いと思います。

 


■そんなファンタジーな1曲、【マーメイド】ですが、じゃあどういう曲なのか、個人的に考えてみました。

 


まず、何と言っても、出だしの歌詞ですよ。

 


どうもありがとう ミス・マーメイド 甘い日々を

 

ここの歌詞が…というより、メロディーもセットで、こういうの何ていうの、パワーワードっていうんですか、本当に一発で耳に残るんですよ。実際は、歌ってみると、”どもありがと ミスマーメイ だぁまい日々を”みたいな、前のフレーズを食い気味で歌っていく感じになるんですけど、それがクセになるんですよ、笑。

 


意味はなんでしょうね。もう少し、ここの続きを書いてみると、

 


どうもありがとう ミス・マーメイド 甘い日々を
カラカラだった魂に水かけて
不死身のパワーを僕に注ぎ込んだ
はぐれたボートの上

 

となっています。この”マーメイド”が、何かを比喩している表現だとしたら、まぁ女性ですよね、その女性と、甘い日々を過ごしたんだと。歌詞の感じで、どうしても、ビーチとか海か、季節は夏ですよね、そういう景色が浮かんできます。

 


何より、サビにおいて、

 


サマービーチ・お魚・白い雲
素敵な想い出ずっと忘れないよ いつまでも

 

となっているので、そういう想像を余計に駆り立てられます。

 


■そういうわけで、この歌は、ビーチでのひと夏の恋物語、みたいなストーリーをまず想像しました。”マーメイド”は、ビーチで出会った、ボンキュッボンのビキニギャルみたいな、笑。

 

何ていうか、恋人同士というよりは、ひと夏の情事というか、現地で出会った女性との(マーメイドとの)、その夏限定の色恋だという印象ですね。

 


あとは、かなり想像を膨らませると、”マーメイド”を例えば、夜の仕事をしている女性と例えたものだとかね。ビーチだとか海だとか、そういうのを完全に無視して考えて、この歌の場面は、夜のサービスの最中であると、そういう感じになります。何でしょ、マットプレイ…とか?笑

175時限目:まもるさん

【まもるさん】

 

■34作目のシングル『若葉』のカップリング曲であり、スペシャルアルバム『おるたな』にも収録されています。個人的ランキング、195曲中166位でした。

 

何と言っても、まずこのタイトルですよね、こんなヘンテコなタイトルをつけようとするなんて、やっぱり並みのセンスではないですよ、ほんと。…あ、感心していますからね、笑。でも、こんなにかわいらしいタイトルでありながらも、ギターの音が印象的な、いかにもギターロックっていう感じで、そのギャップがまたスピッツらしいと思います。

 


■【まもるさん】については、そんなにネタというか情報というか、そういうのは得られませんでしたが、一応、インタビューにて少し語っているのを見つけることはできました。

http://www.pia.co.jp/interview/7/ からの引用)

 


まず、タイトルについては、

 


草野さん「ま、一応“守る人”で“まもるさん”ってだけで、そんなに大した意味はないんです」

 

だそうです。歌詞を読んでみてもそう感じますが、やはり”まもる”は、何かを・何から”守る”という意味であるということですね。

 


あとは、スピッツのカップリング曲は、色んな事を試すことができる場所であるとして、

 


田村さん「『まもるさん』も、トラディショナルな楽器が入ってるけど、(プロデューサーの)亀田誠治さんと話し合いながら、真面目さと遊びのさじ加減を楽しみながらアレンジを形にしていった曲なんですよ」

 

ということだそうです。その言葉通り、トランペットの(ような?)音が鳴っていたり、ひずんだギターの音が入っていたり、色んな音が聴こえてきますね。

 


■ということで、この【まもるさん】という曲の解釈をしてみたいと思います。まぁ…タイトルで、出落ち感は半端ないですが、笑。

 


先述の通り、”守る人”=”まもるさん”ということになりますが、じゃあ、何を・何から守るのか、ということですよね。これは、サビの歌詞を読んでみると、

 


僕にも出来る 僕だけに出来る
君を陰ながら守ります

 

となっていることから、守ろうとしているのは、他でもない”君”である、ということですね。

 


じゃあどう守るのか、君と僕の関係性はどうか、というところですよね。守る、と言っても、色々ありますからね。

 

例えば、マネージャー的な立場って言うんでしょうか。仕事だったら裏方的な、そういう風に、主役である君を守って、立てようとしているというのがはありますよね。

 

例えば、ボディーガードとかもありますね。これは、いかにもって感じですけど、命を守るわけですからね。

 


…という風に色々考えていきますが、まぁこれはきっと、恋愛絡みの歌詞であるのかな、とは思っています。一番単純な考え方としては、好きな人を守りたい、ということですよね。歌詞の中では、

 


僕にも出来る 僕だけに出来る
君を陰ながら守ります
どんな役回りも いただけるなら
疲れ果てるまで 演じてみるかな

 

という部分がありますが、何て健気なんでしょうね。”陰ながら”となっているところも、何ていうか遠くから見守っている的な、そんな関係性をイメージさせられます。恋人を守る、という感じじゃなくて、片思い中の相手を守っている(つもりである)という状況ですかね。”守る”というか、”見守る”という感じが近いですね。

 


■ただ、そう一筋縄でいくのかな?という歌詞もちらほら出てきています。少し挙げてみると、

 


いけないことだとわかっているけど
幾度も逃げている バレずに生きている

 


ダマしのテクだけ小慣れてて
鋭い指摘にも笑っていたけど
心はふるえてる 臆病仕立ての

 

そして、極めつけの

 


僕にも出来る 僕だけに出来る
君を困らせてよろこばす

 

などというフレーズもあります。

 


まず考えたのは、好きだからこそ、その女の子にちょっかいを出したくなる、そういう男の子の心理はありますね。子どもの頃とか、そういうのを経験した人も多いのではないでしょうか。本当は好きなのに、素直になれずに、逆の行動をとってしまうと…でもまぁ、これはまだ、かわいらしいとは思いますけどね。

 

あとは、少しひねくれて考えてみると、君が困るような状況を意図的に作り出したのは実は僕自身で、それを何食わぬ顔で助ける側に回るという、要は全ては自作自演だというシナリオも考えました。人間関係は、思いの他、ドロドロしているものです、一番力になってくれている人が、実は一番の敵だった、何てこともあるかもしれませんよ。

 


さぁ、まもるさんの正体は如何に?

特講:冷めない興奮を、このDVDを見ることで抑えて正気を保っている、笑

ジャンボリー・デラックス?LIVE CHRONICLE 1991-2000? [DVD]
スピッツ ジャンボリー・デラックス Live Chronicle 1991-2000』

 

 

■先日、生まれて初めて、スピッツのライヴを見に行ったばかりで、まだ興奮冷めない筆者であるが、最近はその冷めない興奮を、このDVDを見ることで抑えて正気を保っている、笑。

 

このDVDの存在は、もちろん知っていたんだけど、ずっと持っていなかった。この作品を、レコードショップで売っているところを見たことがなくて、まぁamazonなどで注文すれば簡単に手に入ったんだろうけど、ネットショッピングをする習慣がない僕は、ずっとこの作品を持っていなかった。

 

それが、まさに先日参戦したライヴの物販で、ついに見つけて、手に入れることができた。ライヴ参戦も初めてのことだったし、本当に嬉しいことが重なった。

 


■さて、まず、その内容である。

 

作品の名前”Live Chronicle”通り、過去のスピッツのライヴの模様を、もう余すことなく楽しむことができる。過去にVHS(ビデオ)で発売された、『JAMBOREE 1』及び『JAMBOREE 2』の2本のライブ作品を収録し、それに、1991年~1994年の未発表ライブ映像と、(当時の)最新ライヴ映像を加えた作品となっている。

 


一応、その収録曲を載せておくと、

 

VHS『JAMBOREE 1』より(M1~M11)
1.恋は夕暮れ 2.魔女旅に出る
3.惑星のかけら 4.名前をつけてやる
5.スパイダー 6.ベビーフェイス
7.迷子の兵隊 8.うめぼし
9.ラズベリー 10.チェリー
11.ヒバリのこころ

 

1991年~1994年の未発表ライブ映像(M12~M15)
12.田舎の生活
13.日なたの窓に憧れて
14.ナイフ
15.死にもの狂いのカゲロウを見ていた

 

VHS『JAMBOREE 2』より(M16~M28)
16.花泥棒 17.ナナへの気持ち
18.渚 19.ハヤテ
20.ほうき星 21.恋のうた
22.猫になりたい 23.センチメンタル
24.スーパーノヴァ 25.トンガリ'95
26.ハイファイ・ローファイ 27.バニーガール
28.クリスピー

 

(当時の)最新ライヴ映像(M29~M31)
29.ロビンソン
30.ジュテーム?
31.夢追い虫(BONUS TRACK)

 

何と、全31曲の大ボリューム!今では、あまりライヴでやっているのを見かけないようなレアな曲の映像も収録されていて、もう大大大満足の一枚となっている。

 


■もう少し、内容に触れてみる。

 

まず、個人的に一番嬉しかったのが、「カゲロウの集い」というライヴの映像を見ることができたことだ。正式なツアーの名前は、SPITZ JAMBOREE TOUR LIMITED 96「カゲロウの集い」である。こんなライヴがあったことは、少し知ってはいたが、ちゃんと映像を見たことはこれまで無かった。

 

※ちなみに、ネットを調べていて、「カゲロウの集い」について、詳しく書かれている(個人のブログ?それとも何か雑誌の記事)のを見つけたので、載せておきます 。この記事を書くに当たっても、参考にさせていただきました↓

http://sak2-2.tok2.com/home/spitz72/repo31.html

 


このライヴは、3か所しか回らなかった小規模なライヴであるが、このライヴが特別なのは、ライヴ全編通してオーケストラを従えている、という点である。先程紹介した記事によると、「10人のストリングスに、6人のホーンセクション。パーカッションが1人と、キーボードが1人」というオーケストラ隊をバックに、全編演奏されたそうだ。そして指揮者は、スピッツのプロデュースを長年務めた、笹路正徳であったそうだ。

 

スピッツは過去にも、『オーロラになれなかった人のために』などで、ロックとオーケストラの融合というものを図ってきた。そして、その試み通り、ホーンやストリングスの音が派手に鳴っている曲が、度々出てくるようになるが、「カゲロウの集い」のセットリストには、そんな曲が多く並んでいる。

 

DVDで聴くことができるのは、【恋は夕暮れ】【魔女旅に出る】【ベビーフェイス】【迷子の兵隊】【うめぼし】【ラズベリー】【チェリー】の7曲である。紹介した通り、どの曲も全編、バックで鳴っているオーケストラの音がとても美しい。

 

特に感激したのが、【魔女旅に出る】である。この曲は、僕も元々大好きな曲であるが、こういう形でライヴで演奏しているのを鑑賞することができて、本当に嬉しい。もちろん、オーケストラが美しいということは言うまでもないんだけど、2番のコーラスを、ギターの三輪さんが担当して、しかもすごくお上手で…その、三輪さんと草野さんのハーモニーも、聴きどころの一つであると思う。

 


■また、-EARLY YEARS- と題されて収録されている、古いライヴ映像も、すごく魅力的である。

 

-EARLY YEARS- として収録されているのは、【田舎の生活】【日なたの窓に憧れて】【ナイフ】、そして【死にもの狂いのカゲロウを見ていた】の4曲。当たり前だが、どの曲も、メンバーがとても若い!笑

 

【田舎の生活】は、またCDともアレンジが違ってて、すごい貴重であるし、【ナイフ】なんかは、草野さんが足を組んで座っていて、しかも胸元の空いたセクシーなシャツを着て歌っているもんだから、やけにムーディーな雰囲気を醸し出していて、ちょっと笑った。

 

あと、【死にもの狂いのカゲロウを見ていた】ね。この曲は、インディーズ時代に発売された、ミニアルバム『ヒバリのこころ』に収録されている曲であるが、僕はこの歌の音源を持っていないので、この作品でこうやって聴くことができて良かった。

 


■あとは、スピッツ史上伝説のライヴと(少々オーバーだが)言われている、どしゃ降りの雨の中で行われた、通称「小岩井ライヴ」の模様も、【猫になりたい】の1曲であるが、草野さんの名言「気持ち良すぎて、小岩井の土になってしまいそうだ」とともに収録されていて、本当にいいものが見れたなって思う。

 

などなど。

 

まさに、若かりし頃の、ライヴベストDVDとでもいうべき、本当に豪華で貴重な作品である。冒頭で書いた通り、先日、生まれて初めてのスピッツライヴに行ってきたばかりなので、このタイミングで、一昔前のスピッツのライヴの映像をみることができて、何かすごく感慨深く感じている。

 

本当に良い作品なので、まだ見たことのない・手にしていないスピッツファンの方は、ぜひとも購入を検討して頂きたい!ライヴに行く人は、多分物販に置いてあると思うので、良かったら、覗いてみてください。

 

 

ちなみに、このDVDには最後のエンドロールで【夢追い虫】のライヴ映像が流れるが、DVD発売当時は、【夢追い虫】はまだ音源化されてなかった。その後、シングルとして発売になったときに、DVDに収録されているライヴ映像がMVとして使われた。ということで、最後に、【夢追い虫】のMVを載せておきます。…やっぱり、この曲はかっこいいや。

youtu.be

ライブ参戦日記:SPITZ30th ANNIVERSARY TOUR "THIRTY30FIFTY50" 7月22日 広島グリーンアリーナ公演

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SPITZ30th ANNIVERSARY TOUR "THIRTY30FIFTY50"

7月22日 広島グリーンアリーナ公演

 

(※セットリストやMCの内容などには、まだ触れていないつもりです。ライヴツアーが全て終了するまで、セトリとMCの内容は伏せておきます。それは、これからライヴに参加される方に対して、僕の記事からうっかりネタバレしてしまうことのないようにしたいからです、ご理解ください。ひとまず、ライヴ開始までの流れや僕自身の気持ちの高揚、ライヴ後の僕自身の想いなどを記しておきます。お楽しみください、笑)

 

 

■僕がスピッツのファンになったのは、もうかれこれ20年以上も前になるが、実はこれまで20年以上も、1回もスピッツのLIVEを見に行ったことがなかった。別に、頑なに「見に行かないぞ!」と決めていたわけではないんだけど、CDやLIVE DVDがあるし、まぁ見に行かなくても、十分楽しめたわけなのでね。まぁ…ただ自分が、面倒くさがりだっただけかもしれない、苦笑。

 

しかし、やっぱり今回のLIVE TOURは、30周年記念のツアーということで、迫りくるチケット先行予約の締切に、何か急にもったいないような気がしてきて、その締切当日の夜に、慌ててチケット先行予約に応募したのだった(チケットサイトに登録すらしてなかったので、そこからだったよ、笑)

 

でね、予約した時からね、何でか、きっと選ばれるだろうなって予感があったのよ(実際、どのくらいの倍率だったのかな)。そして、その通りになった。しかも、これかなり良い席じゃない?っていう感じの席を、ありがたいことに選んでくださったみたいだった。ぴあさん、ありがとうございます。

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■LIVE 当日。つまり、7月22日。

 

少し前に、梅雨明けが発表された広島は、もうすっかり夏本番っていう感じで、朝からもうすでに、とってもとっても暑かった。

 

僕のスピッツLIVEは、もうすでに、行きのバスの中から始まっていた、笑。つい最近、発売になったシングル集を携えて、もう何度も聴いてきたシングル曲を、最初から通しで流して聴いていた。

 


そこで、もうすでに色々と思い出すわけですよ、実に感慨深くね。

 

僕がスピッツを好きになった20年前、小学生~中学生だった頃の自分は、レンタルショップで、スピッツの『インディゴ地平線』『フェイクファー』『花鳥風月』を借りて、カセットテープに吹き込んでは、兄から授かったカセットウォークマンで、どこに行くにもそれを聴いていた。

 

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それが、20年後…どうですか。確かに、カセットテープはおろか、その次のMDもすっかり見なくなって、手元にはスマートフォンがあるけれど、やってることは何も変わってないなぁってね、笑。

 


そんなスピッツのデビュー曲、【ヒバリのこころ】の中に、こんな歌詞が出てくる。

 


いろんなことがあったけど
みんなもとに戻っていく

 

およそ26年前に発売されたこのデビュー曲に、スピッツが込めた想いがなんだったのかは、それは結局は本人たちのみぞ知ることだとは思うけど、上述の歌詞が、時を経て僕に届いた心地になった。もともと、ここの歌詞は特に大好きだったんだけど、改めて今胸に響いている。

 

”いろんなことがあった”と。30年…まぁ、僕がスピッツと出会った頃から換算すると、およそ20年ですよ。そりゃ、いろんなことがあったに決まってるって、誰だってそうだよね、笑。悲しいこと、楽しいこと、不遇だったこと、幸せだったこと。

 

でもね、”みんなもとに戻っていく”んですよ、スピッツの曲を聴いているとね。スピッツを好きになったあの頃に、みんな戻っていく心地。体も衰えて、自分の境遇も変わっているけど、心はそんなに、誰も変わってないんだよね。

 


■ライヴは、開場が17:00で、その3時間前から…つまり14:00頃から物販が始まるということだったが、その30分前くらいにグリーンアリーナに着いた。

 

物販開始30分前と言えど、もうすでに行列ができていた。でも、早く着いたからか、そんなに長くはなかったね。BUMP OF CHICKENのLIVEでは、その5倍も10倍も並んでいた印象だったね、まぁちょろいなと、笑。しかし、とても暑い、水分補給をしながら、行列に並んで待つことにした。

 


程なく物販が始まった、多分、予定より少し早かったと思う。列の進みは早く、すぐに自分の番が回ってきた。そこで、とりあえず

 

・Tシャツ(白 SPZ 30/50)
・何故か『名前をつけてやる』の猫タオル
・何か光るピンバッジ

 

ちなみに、早速カバンに付けたピンバッジは、帰りに何故か急に外れて、中身の電池がどこかへいってしまった、苦笑。でも、部品は無くならなかったので、セーフ!会場でも、早速ピンバッジをつけようとしていたおばちゃんが、後ろの留め具をどこかに飛ばしたらしくて、床を這いずり探し回っていました。みんな気を付けよう!

 

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あまり大きな声では言えないが…Tシャツのデザイン、もっとどうにかならなかったのか…ROBINSONって、苦笑。ちなみに、STAFFが着ていた、黒生地に白文字の30/50Tシャツ、なかなか良かったね、むしろあれが欲しかったわ。色が反転するだけで、全然印象が違うんだね。

 


ちなみに、今回の物販では、スピッツガチャガチャなるものが、1回500円で回すことができ、色んな缶バッジをランダムで手に入れることができる。まさに、コレクトアイテム、ファンホイホイの課金要素、笑。何か、ツイッターとかでも、交換大会などが開かれていて、非常に盛り上がりを見せている。まぁ僕は…1回くらいは引いてみたいな、と思ったが、物販の列とは別に、ガチャの列が長く続いており、最初は断念。

 

しばらく離脱して、後で行ってみたら、列が空いていて、すんなり引くことができた。そして、1回勝負で引いた結果がこちら↓

 

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デビューアルバム『スピッツ』と、崎ちゃん(醒めないMVヴァージョン)の缶バッジが手に入りました。デビューアルバムなんて、何となく得した気分、幸先が良い。

 


■あと、CD/DVD販売コーナーも覗いてみたら、なんと、『スピッツジャンボリー・デラックス LIVE CHRONICLE 1991-2000』を発見。僕ね、これ持ってなかったのよ。で、ずっと欲しい欲しいと思っていたんだけど、今まで見かけたことがなかった。(ひょっとしたら、タワレコなどにあったのかもしれないけど…)。

 

いやぁ、本当に嬉しくて嬉しくて。迷わず購入。おかげで、本当に言葉通り、財布の中身がすっからかんになった。

 

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このDVD、かなり古いライヴ映像も収録されていて、古いが故の、色んな意味での面白さがあって、今見ると逆に新鮮だった。【死にもの狂いのカゲロウを見ていた】とか、まともに聴いたのは初めてだよ。持ってない方は、ぜひ何とかして手に入れよう!

 

まぁ、この作品に関しては、書きたいことがたくさんあるので、また単体で記事書きます。

(※早速書きました、笑。良かったら、こちらも読んでみてください↓

http://itukamitaniji.hatenablog.com/entry/2017/07/25/223609 )

 


■そして、ついに開場の時間がやってきます。

 

17:00開場予定だったけど、結局その10分前くらいかな、ちょっと早めに開場になった。

 


もう明かしても良いよね。僕の席は、なんとアリーナ席(1階)の11列48番。チケットを入手した時から、これすごい良い席なんじゃない?って思ったけど、会場に入ってみて、実際に舞台との距離を見た時に、改めて、これすごい近いわ、って思った。

 

48番っていうと、ちょうど真ん中なわけですよ。つまり草野さんの目の前じゃんって。しかもね、右隣が通路になっていてね、かなりゆったりとしているわけですよ、こりゃたくさん動けるわ。

 

にしても、ファンクラブに入っていないのに、こんな良い席をいただいて、本当に感謝感謝です。まぁ、20年目にして初めてスピッツライヴに参戦したご褒美ですね。

 


あと、ちょっと周りを見回してみると、本当に集まっている方々の年齢層の幅が広いんだよね。おじちゃんおばちゃんは当たり前だけどね、もうね、おじいちゃんおばあちゃんまで居てね。で、目下は、母親に手をつながれた未就学児や、母親に抱かれた赤ちゃんまで居た。

 

年齢関係を見た感じ、親子(ひょっとしたら祖父母と孫?)で参戦していると思われる方々が、本当に多く見られたような気がしたね。きっと、親がスピッツが好きで、その影響で子どももスピッツを好きになってるんだろうね。何と、微笑ましいじゃないですか。

 


■さぁさぁ、いよいよ開演!

 

…の前に、スピッツ中四国のライブ運営をずっと行ってきた、夢番地さんからお知らせのアナウンスが。このアナウンスがね、また非常に愛の溢れるアナウンスで、良かったね。

 


スピッツは、これまで中四国で、69公演だったかな、それくらいたくさんの公演をしてきたらしく、そのうち広島でのイベントは、これまで29公演行ってきたらしいですね。ということは、今回のライヴは、記念すべき30公演目か?めでたいね。

 

で、アナウンスはこうも言っていた。今日は、広島カープ戦と、宮島花火大会と、スピッツのライヴが重なってしまったので、メンバーや夢番地、チケットが売れないんじゃないか、と懸念していた、と…

 

いやいや、しっかり、満席でしたよ!笑。

 


■そして、ようやく!本当に本当に開演!

 

…なのですが、冒頭でも書いた通り、セットリストやMCの内容などのライヴ自体に触れる部分は、現時点では載せません。

 

ライヴ本番の内容に触れる記事は、10月1日の宮城公演が終わった頃に、また改めて載せる予定です(10月1日にアップ予定!)。ちなみに、もうその記事は書き終えています…ンフフ。それじゃ我慢できない・早く読みたい勢の方は、別の方の記事や、公式のブログなどをご覧くださいね。

 


ちなみに、僕はライヴに参戦するに当たって、コンビニで購入したメモ帳を持ち込んで、逐一記録しながら見てました。真面目か!笑。この辺は、完全にスピッツ大学に記事を書くことを意識してのことだけどね、忘れないようにね。ずっと握ってたもんで、ライヴが終わる頃には、手汗で紙がふやけてしまっていたが、字は一応読めるのでセーフ。

 

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でね、スピッツライヴって、やっぱり独特だよね。あの、MCとかアンコール待ちとか座っちゃうのね、笑。まぁ、椅子が用意されてるからね、そういえばそうなんだよね。スタンディングしか、ほとんど行ったことなかった自分にとっては、何か珍しかった。

 

だから、こういう場合は、逆に座るのが普通なのかなって、何かどうしようかって思って、でも結局、一回も座らなかったね。ただ、荷物を椅子に置くことができて、それはすごく良いと思った、邪魔にならないしね。

 


■18:00に始まった公演は、確か20:40くらいに終わったかな。たっぷり新旧たくさんの曲が聴けて、本当に本当に素晴らしい時間だった。

 

正直言うとね、泣いた方が劇的なんじゃないか、とかね、スピッツ大学的に美談なんじゃないか、とかね、笑。思ったんだけど…いや、終始僕は笑ってたね。鳥肌が立つようなことはたくさんあったけど、体を動かし、手拍子をして、20年分のスピッツへの感謝を、精一杯届けたつもり。本当に、楽しかった。

 

当たり前のことだけど、確かにスピッツは存在しており、僕を20年間支えてくれていたんだなって、20年間一緒に旅をしてきたんだなってね。20年で、自分も世界も変わってしまった部分の方がたくさんあるけれど、たった一つ、スピッツが好きだという、単純な気持ちだけは、全然変わっていないんです。

 


■ということで、記念すべき時間は終わった。本当に、一生忘れられない思い出ができました。

 

帰宅して、疲れた僕は、その楽しい時間を噛みしめ、早々に寝床に着いた…のではなく、買って帰った『スピッツジャンボリー・デラックス LIVE CHRONICLE 1991-2000』を早速見始めた。夜中まで延長戦をしっかり楽しんだ、スピッツデイとなりました。

 


何度も言うけど、何度言っても良いよね。

 

スピッツ30周年おめでとうございます!これからも、お体に気を付けて(笑)、もうそれだけですね。スピッツがいつまでも続いていくことを願っています。ここはまだ、旅の途中だ!

30周年記念:第4回 初等スピッツ概論(スピッツ結成30周年記念独り語り編)

スピッツ結成30周年!
本当に本当におめでとうございます!

 

スピッツにとって、全スピッツファンにとって、記念すべき日が、ようやく訪れましたね!

 

youtu.be

 

 

僕自身としても、少しだけ状況が落ち着いた時だったので、スピッツ結成30周年記念日である、2017年7月17日に、どうしても色々語りたいなぁと思って、急ぎでパワーポイントを作り、急きょ動画を作りました。

 

しかしながら、何故か、パソコンにマイクを接続しても、喋っている声が録音できないという、謎のハプニングが起こっちゃって、色々と手間取りました。

 

そこから色々調べた結果、スマホにパワーポイントのアプリをダウンロードして、パワポの動画をスマホに映し、スマホに語っているのを直に録音していくという、苦肉の策を講じ、何とか動画を撮ることができました。

 

切りどころが分からなかったので、40分一本勝負になってしまいました、笑。長いので、良いところで飛ばしながら、見てやってください。

 


あ、それと。

 

スピッツ大学も創立2周年を迎えました!!!

 

本当に、読んでくださっている皆様に感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。普段から、数字なんて気にしていないよ!と言っておりますが、やはり読んでくださっている方がいることが、本当に励みになっております。

 

今後とも、スピッツ大学を、よろしくお願いします!

174時限目:1987→

(※通常の順番とは違いますが、先にこの曲を紹介しておきます。どの曲も、十分聴いてから紹介したいと思っていますが、この曲は、初期の新鮮な気持ちのまま書くのが良いかと思い、30周年特別編という意味も込めて、先に紹介します。次の曲から、また通常の順番(五十音順)に戻りますので、よろしくお願いします!)

 

 

 


【1987→】

 

■ベストアルバム『CYCLE HIT 2006-2017 Spitz Complete Single Collection』に収録されている曲です。スピッツの30周年イヤーを彩る、まさに記念すべき1曲です。今回は、この曲について語っていきますが、グダグダ語って、とんでもなく長くなったことを、あらかじめお伝えしておきます。覚悟して読んでください、笑。

 


ということで、記事が長くなるので、とりあえず先にMVを載せておきます。

 

youtu.be

 

もう何度も見てしまったので、CDを手に入れる前に、歌詞を諳(そら)んずることができるほど、覚えてしまっていました。

 

それでも、何度見ても良いMVだなと思います。過去のスピッツのライヴ映像が散りばめられていて、色んな時代のスピッツメンバーを拝むことができます。三輪さんの髪型の変化がよく分かりますね、笑。

 


■ベストアルバム『CYCLE HIT 2006-2017…』は、これ単体でも発売になりましたが、過去に発売された2枚のベストアルバム、『CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection』と『CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection』とともに、『CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-』(2017年内限定出荷)にも、3枚組で収録されて発売されました。

 

それぞれのベストアルバムを単体で買うと、1枚2700円であるのに対して、BOXの方は何と、3枚組で4200円という、破格のお値段となっています!過去作を持っていない方にとっては、圧倒的にBOXを買う方がお得ですね!

 

ただし、『CYCLE HIT 1991-1997…』と『CYCLE HIT 1997-2005…』には、初回限定盤にボーナスCDが付属されました。前者には【空も飛べるはず】のデモ音源となる【めざめ】が、後者には【夢追い虫 (early version)】が、それぞれ収録されていますが、当然BOXの方には付属されません。

 


僕自身は、過去の2枚のベストアルバムは持っておらず(知っている曲ばっかりなので、わざわざ買わなかった)、せこい話…中古CDショップに行ってそれらを見かけては、どうしようかなー、買おうかなー、とか思いつつ、結局は買わずに現在まで至りましたが、このBOXにより、一気に手に入れることができたので、とても嬉しいです。まぁ、ボーナスCDの方は手に入りませんけどね…。

 

(ちなみに、廃盤になってしまった、マイアミショックの曰く付きベストアルバム『RECYCLE Greatest Hits of SPITZ』は、持っていましたが、大学の時に友達に貸したまま、そのまま卒業を迎え、離ればなれになってしまいました、笑)

 


■さて、ベストアルバム『CYCLE HIT 2006-2017…』には、新曲が3曲…それぞれ、【ヘビーメロウ】【歌ウサギ】【1987→】という曲が収録されています。

 

その3曲の中でも、アルバムの大トリを飾る【1987→】という曲…正式なタイトルは”→”までですが、それは読まずに、”イチキュウハチナナ”と読みましょう。

 

当然、”1987”とは1987年を表していますが、こんな風にダイレクトに西暦をタイトルに冠する曲を、僕は勝手に”西暦ソング”と呼んでいます。ということで、この曲は、スピッツ初の西暦ソングであると言っておきますか、笑。

 

この【1987→】という曲は、後述しますが、新曲3曲の中でも、スピッツが特別な気持ちを込めて作った曲であるのです。まさに、30年の集大成と言っても、過言ではありません。

 


■今からおよそ30年前…タイトルにもなっている1987年に、現メンバーのスピッツは結成されました。そして、2017年現在、スピッツは結成して30周年を迎えます。

 

結成してから、誰一人欠けることなく、しかも、活動を休止したりすることもなく(草野さんが体調を崩されたことなどはあっても)、30年間ずっとスピッツが続いてきたことについては、本当にすごいの一言です。メンバーも、たくさん苦労をしてきたことだと…想像しようとしてもしきれませんが、それでも、一つのことをずっと続けてきたことに対して、その時々の自分を重ねて、いつも勇気をもらってきました。

 


ここでちょっと、そのスピッツ結成の話を、僕が知っている範囲で話してみたいと思います。


スピッツの物語はまず、1986年、東京造形大学にて、草野さんと田村さんが出会うところからはじまります。音楽の趣味が合った2人は意気投合、バンドを組み、ライヴハウスを目指して活動を始めます。この最初のバンドには、他にも2人のメンバーが居ましたが、三輪さんと崎山さんは加入していませんでした。

 

そして、どうやらこの頃からもうすでに、バンドの名前を「スピッツ」や「ザ・スピッツ」として活動していたそうなのです。

 

しかしながら、これはある意味有名な話ですが、活動をしていく中で、ライヴハウスTHE BLUE HEARTSのパフォーマンスを見て、一旦バンド活動を止めてしまうのです。当時、バンドはパンクロックバンドとして活動していましたが、自分のやりたいことを、THE BLUE HEARTSに先を越されてやられてしまった、と草野さんは感じて、意気消沈したようです。

 

これが俗にいう、”ブルーハーツ・ショック”です、笑。まぁ、この出来事だけが、バンド活動休止の理由であるわけではないと思われますが、とにかくそんなこんなで、バンド活動を止めてしまうのです。ここで終わっていたら、現スピッツは生まれなかったことになります。恐るべし、THE BLUE HEARTS

(そういえば、THE BLUE HEARTSにも、【1985】という西暦ソングがありますね。草野さん意識したんですかね…まぁ、あんまり気にしていないと思いますけどね。)

 


しかしながら、程なくして、草野さんは再び田村さんと共に、バンド活動を再開します。

 

そして新しく、田村さんは幼馴染である三輪さんを誘い、当時三輪さんと同じ学校に通っていた崎山さんを誘い、バンド名を改めて「スピッツ」として、ここに現メンバー全員が揃ったスピッツが誕生しました。ちなみに、崎山さんは、当時メンバーに誘われる際に、「ヘルプでいいからさ!」と言われて誘われたそうで、「今でも崎山さんは、スピッツのヘルプである」と、時々言われています、笑。

 

スピッツの結成日としては、スピッツが初ライヴを行った、1987年7月17日が挙げられることが多いです(正確に”結成日”と言えば、もう少し前になるのかな)。この日、当時三輪さんと崎山さんが通っていた文化服装学園で、現メンバー4人が揃ったスピッツとして、初めてライヴを行いました。ここから、スピッツの長い長い活動が始まるわけです…何か感慨深いですね。

 


この辺りの詳しいことは、スピッツ大学の動画でも語っていますし、さらに詳細を知りたい方は、”スピッツ史”の教科書と言うべき書籍「旅の途中」を参照してください。

 

youtu.be

 

■さて。そんなスピッツが、結成30周年を迎えて発表した新曲【1987→】です。

 

上述の通り、1987年はスピッツ結成年であり、それを自ら曲のタイトルに冠しているというところからも、この曲がスピッツにとって、とても特別な曲として作られたことは明確ですよね。

 


草野さんは、この曲に対して、下記のように語っています。

http://natalie.mu/music/news/238302など参照・引用)

 


草野さん「バンド結成当初の“ビートパンクバンド”スピッツの新曲という想定で作った1曲」

 

先程書いた通り、スピッツは元々、パンクロックバンドとして活動していました。しかし、その路線に限界を感じて、今のような、少し柔らかいロックへと路線を変更しました。あえてカテゴリーに入れるとすると、どういう感じになるんですかね…ギターロック?パワーポップポップロック

 

つまりこの曲は、そんな自分たちがかつて目指していた、パンクロックバンド(ビートパンクバンド)を回想して、その路線でずっと活動していたら…という想定の下、今の自分たちが作った新曲、ということになります。紛れもなく、今のスピッツの新曲として成立していますが、長く聴いてきたファンにとっては、どこか古臭くて懐かしく感じるのは、そういう経緯があるからなんでしょうね。

 

GREEN DAYなどを思い出させるパンクロック全開のAメロのギターリフ、ドカドカ鳴っているドラムの音…それでも、サビではファンファーレのようなホーンの音が聴こえてきたり、間奏のギターのアルペジオはメロディックだし、草野さんの声は力強くもどこまでもクリーンで、紛れもなく、”昔”と”今”のスピッツの融合であると言えます。何ていうか、過去のスピッツを、現在のスピッツが時を越えてカバーしているような、そんな感覚を覚えます。

 


ちなみにイントロは、スピッツのインディーズ時代の楽曲【泥だらけ】のイントロを引用したものだそうですね。(某動画サイトで聴くことはできます…。)

 

【泥だらけ】は、調べてみたところ、1988年にスピッツ名義で初めて配られた自主制作カセット「SPITZ」に収録されている曲だそうです。スピッツの音源として残っている、最古の音源のひとつと言えます。70本くらいしか作られなかったそうで、本当に貴重なテープです。

 

そんな昔の時代の曲のイントロを、自ら引用して使うとは、何ともにくい演出ですよね。

 


■と、ここまで読むだけでも、スピッツの30年を感じることができると思いますが、何と言っても、この曲は歌詞が肝なんです。歌詞を読んでいくと、また至るところに、自らの活動や言葉などを引用していると思われる部分があり、さら感激してしまいます。

 

ということで、歌詞を少しずつ読んでいってみますね。

 



なんかありそうな気がしてさ 浮かれた祭りの外へ
ギリヤバめのハコ探して かっこつけて歩いた

 

こんな歌詞で始まります。何ていうか、強気な歌詞なんだけど、”ありそうな気がして”とか、”かっこつけて”とか、そういう控えめな表現が、また草野さんらしいところです。

 

”ギリヤバめのハコ”とは何でしょうか、ギリヤバめって…それって結局、やばいの?やばくないの?って感じですけど、笑。バンド関連で”ハコ”というと、”ライヴハウス”を思い浮かべますね…ライヴをやる場所のことを、”ハコ”と表現したりしますのでね。

 

結成当初のスピッツは、新宿ロフトというライヴハウスでライヴをすることを目指して活動していました。その辺りのことを、ここは歌っているのでしょうか。

 



らしくない自分になりたい 不思議な歌を作りたい
似たような犬が狼ぶって 鳴らし始めた歌

 

続くここの歌詞はもう…もう(泣)…まぁ、実際には泣いていませんが、鳥肌がブワーっと立ちました。”犬”という言葉で、言わずもがな、バンド名である”スピッツ”を思い浮かべますよね。

 

スピッツのバンド名の由来は、草野さんがアルファベットで、”sp”が続く言葉が好きだということで(e.g. special, spica, crispy, etc…)、響きの良い言葉として”spitz”(スピッツ)をバンド名に選んだんだそうです。ちなみに、spitzはドイツ語で、尖った、という意味ですが、犬種であるspitzスピッツ)も実は、このドイツ語を由来として、(口や耳の)尖った犬、という意味で付けられた名前だそうです。

 

本当のところはよく分かりませんが、”弱いくせにキャンキャン吠える小さな犬”というバンド名の由来は、後付けであるとされています。まぁ、どちらもバンド名の由来ではあるとは思いますけどね。

 

スピッツのライヴ映像作品『THE GREAT JAMBOREE 2014 “FESTIVARENA”日本武道館』のMCによると、草野さん曰く、スピッツがデビューした91年には、ロックバンドブームの煽りもあってかで、デビューしたバンドが510組以上もあったそうです。

 

 

そういうことを踏まえて改めて歌詞を読んでみると、自分達のことを”似たような犬”と表わしていますが、そういうバンドブームの中で生まれた、自分達を含めた無数のバンドたちを犬に例えて、至るところで犬が吠えていて、その中で自分達も必死に吠えていた、ということを表しているのでしょうかね。

 

それでも、あくまで”犬”なんですよね。強い”狼”にはなれずに、”狼ぶって”キャンキャン吠えていたんです。

 

狼というと、いかにもパンクロックバンドって気がしますが、今思うと、草野さんにパンクロックは 、最初っから無理があったのでしょう。本当は、それをどこかで本人も気づいていたんですよね。

 

そして、それが具体的に表れたのが、ブルーハーツショックであったり、自分たちが売れなかった不遇な時代だったりするのでしょう。

 

そこから、路線を変えて…具体的には、例えば【恋のうた】などは、現在のスピッツの路線への転換点になったと語られますが、自分に本当に似合う音楽を見つけてきたのです。

 



それは今も続いてる 泥にまみれても
美しすぎる君の ハートを汚してる

 

短いフレーズですが、これがサビです。

 

”泥にまみれても”というフレーズは、先述した自らの楽曲【泥だらけ】をオマージュしたものでしょうね。”それは今も続いてる”なんて、本当に泣けてくるじゃないですか!

 

要するに、自分達の本質は何も変えずに、ずっとここまで来たよ、ということを歌っているんでしょうね。どこまでも真っ直ぐに、ロックンロールを追い求めていく自分達の姿を、”泥にまみれて”と表現して、いつまでも忘れないように、歌っているのです。

 

”美しすぎる君の ハートを汚してる”という歌詞も、面白いですよね。何となく、【8823】に出てくる”君を不幸にできるのは 宇宙でただ一人だけ”という歌詞がダブりました。スピッツがそう言うならば、僕の心は、これまでたくさん汚されてきましたよ、もう後戻りできないくらいにな、笑。

 



ヒーローを引き立てる役さ きっとザコキャラのまんまだろう
無慈悲な鏡叩き割って そこに見つけた道

 

2番の出だしですが、もうこれでもかっていうくらい、草野節連発ですね。

 

”ザコキャラ”云々の歌詞は、これも先ほどと同様、『THE GREAT JAMBOREE 2014 “FESTIVARENA”日本武道館』のMCの中で、草野さんがその想いを語っています。バンドがたくさん生まれた時代の中で、たくさんの素晴らしいバンドが消えていった一方で、自分たちが残っているということに対して、

 


草野さん「よくアニメとかゲームとかで、何故かザコキャラが最後まで生き残ってるってあるじゃないですか。そんな感じだと思いながらも、最高にイカしたザコキャラを目指して、これからも頑張っていきますんで…」

 

と語っていました、笑。

 

いやいや、僕(ら)から言わせてもらえば、スピッツはザコキャラなんかじゃなくて、いつだって自分のヒーローだったよ、という感じですけどね。

 

まぁ、”ザコキャラ精神”とでも言いますか、ちっぽけで弱くても、それでも生きていく・歌い続けていく、草野さんなりの美学や誇りを感じる歌詞ですね。

 

”無慈悲の鏡叩き割って そこに見つけた道”というフレーズは、ただただかっこいいですよね、この歌の中で一番好きなフレーズです。誰かの真似に過ぎなかった自分を捨て去ったら、唯一無二の自分の道がそこにあった、と歌っているのです。

 

誰かの真似の“誰か”とは、例えば、THE BLUE HEARTSなどですかね。正確に言うと、最初から真似をしていたわけではなくて、目の当たりにしたことで、真似になってしまう、と気づいたんですよね。

 

だから、思い切って、鏡を叩き割ったんです。これはつまり、今のスピッツの音楽の路線へと舵を切ったことを表しているんですね。

 

うーん、ザコキャラからのこれですからね、笑。こういうかっこいいフレーズを、かっこつけずにさらっと入れてくるのが、またずるいんです。

 



それは今も続いてる 膝を擦りむいても
醒めたがらない僕の 妄想が尽きるまで
それは今も続いてる 泥にまみれても
美しすぎる君の ハートを汚してる

 

そして、最後のサビへと続いていきます。”醒めたがらない”というフレーズは、前アルバム『醒めない』を思わせます。つまり、今でもロックに対する気持ちが醒めない、ということですね。

 

”妄想が尽きるまで”だって?え、永遠に尽きることはないでしょ?って感じですけどね、笑。

 


■…という風に読んでいくと、その全ての歌詞に、スピッツの30年が込められていて、ニヤニヤと鳥肌が止まりません。こんなに、スピッツのパーソナルな部分を分かりやすく前面に出した曲が、これまであったでしょうか。

 


あと、MVを見ると分かりますが、映像が終わって暗転した画面に、「1987→→→→→→→→→…」という風に、”1987”の後ろに”→”が延々と伸びていきます。伸びすぎでしょ、って笑ってしまいましたけどね、笑。

 

でも、そこで改めて、【1987→】というタイトルに込められた意味を考えたんです。単に”1987”ではなくて、”1987→”とした、草野さん・スピッツメンバーの気持ちを、”→”に込められた意味を。

 

この歌は、”過去”を回想して懐かしむ歌ではなくて、1987年から続いてきたスピッツが、まだまだこれからも続いていくという決意を表した、”未来”に向けた歌なんですよね。

 

30年という、本当に長く長く活動してきたスピッツですが、きっとメンバーは相変わらず言うんでしょうね、ここがまだ”旅の途中”である、ここはあくまで通過点に過ぎないんだ、と、まるで平気な顔をして言ってのけるのでしょう。そして、これからも、スピッツは変わらずに、僕(ら)を勇気づけてくれることでしょう。

 

僕にとっては、その3分の2…およそ20年を共に、スピッツと旅をしてきたことになりますが、まだまだスピッツが旅を続けると言うのなら、僕(ら)もいつまでも付き合いますからね!どこまでも連れていってくれ!

 


ということで、最後にもう一度、【1987→】のMVを、笑。

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もうすぐ30周年記念:個人的スピッツシングル曲ランキング

CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-(期間限定盤)[3CD]

 

■さぁさぁ、アルバム『CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-』発売まで、いよいよ5日と迫ってまいりました。そういえば、30周年ツアーも、本日から、静岡からいよいよ始まるんですよね!

 

ということで、どのタイミングで”これ”をやろうかと思っていたけど、ここだな、と。

 

 

タイトル通り、今日は、シングル曲にのみ絞って、個人的に好きなスピッツ曲ランキングを発表してみます。ちなみに、ここでいう”シングル曲”とは、カップリング曲は除外し、両A面であればどちらとも含めるとします。

 

スピッツファンの方にとっては、もう分かってるよ!って感じでしょうね。そして、スピッツのことあんまり知らないなー、と思う方にとっては、「あぁ、スピッツ何か良いかも?」と思っていただいて、アルバムを買ってもらうと…何たって、3枚組で4000円弱!これはほんとにお買い得だね、笑


では、早速参ります!


***

 


10位 運命の人

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個人的なこの曲に対するイメージは、草野流プロポーズソング、といったところかな、笑。バスの揺れ方で人生の意味が解っちゃったり、無料のユートピアも汚れた靴で通り過ぎちゃったり、挙句の果てには、「でもさ、君は運命のひとだから」なんて、重要な告白をさらっと言っちゃったりしてね、何だか、楽しそうで幸せそうなカップルだね。

MVに関しては、随所に差し込まれる、メンバーが野原で遊んでいる映像に、いつも笑ってしまう、笑。

 

 

 

9位 チェリー

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何を隠そう、僕がスピッツを知り、スピッツにはまり、そこから20年以上も、スピッツを聴き続けてきた、その全てのきっかけこそ、この【チェリー】だった。何度も何度も聴いてきた曲なので、さすがにもうそんなに熱心に聴くことはなくなったけれど、今聴いてみると、逆に新鮮な気持ちで聴くことができる。色褪せないよね、いつまでもこの曲は。

 

 

 

8位 魔女旅に出る

 

(すみません、MVなどの映像がありません。脳内で再生してください、笑)
”魔女”旅に出る、というタイトルから、もう良いよね。この曲を草野さんは、どうやら「かわいい魔女ジニー」というアメリカのドラマをイメージしながら作られたそうだけど、僕はその作品は知らないので、今でも「魔女の宅急便」をイメージしながら聴いている。

 

 

 

7位 みなと

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ベスト10の中だと、一番新しい曲になるんだよね。この曲に関しては、まだ全曲紹介のカテゴリーとしては、まだ書いていない曲なんだけど、早く書きたいねー。
僕にとって、スピッツとは、”みなと”のようなものだと思っていて、別の言葉では”セーブポイント”とも表現させてもらったことがあるけれど、思っていることは同じ…どこへでも行って、くたばりそうになっても、スピッツの曲がある場所まで戻って、またそこからやり直せばいいやって、そういう風に思えるようになってきている。

 

 

 

6位 スピカ

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これは、もうみんな大好きな曲だよね。スピッツ大学では、読者の皆さんに票を募り、スピッツランキングを作ろうとしているところなんだけど、その途中結果において、栄えある一位を、この【スピカ】が勝ち取った。いやぁ、【スピカ】が人気の曲であることは分かってはいたし、上位に入るだろうと思っていたけど、まさかの一位とはねぇ。個人的、「受験頑張れソング」です。”この坂道もそろそろピークで”というところが、最後の頑張り時にぴったりという感じで…受験生の方、この曲を聴いて頑張ってみてはどうですか?
…と、ここまで書いてみて気づきましたが、この曲はベストアルバムには入ってないのね、何でよー?これぞ、スピッツ曲のひとつだよ!

 

まだまだ票は受付中です!!!↓

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5位 ハネモノ

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今年の3月に、僕は生まれて初めてインフルエンザに罹ってしまいましてね…仕事を5日間ほど休むことを余儀なくされたことがあった。その時に、安静にしつつ、スピッツの曲を聴きながら整理していた時に、何でか【ハネモノ】にはまっちゃって。具体的には、この曲が表していることが本当は何なのか、よく分からないんだけど、何か分かった気になっちゃうんだよね。人の生き死にのこと、幸せの意味、今自分が生きていること…何かそういう、大きなことを、何故か考えさせられる曲だと思う。

 

 

 

4位 流れ星

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これも、【ハネモノ】と同様で、何か大きなことを考えてしまうような曲。人は、誰もが眠る前に、色んな想像をしながら目を閉じるよね。自分が死んでしまう想像や、身近な人が死んでしまう想像をして怖くなっちゃったり、宇宙や死後の世界のことなどを思って眠れなくなったりして…子どもの頃は、僕にもよくあったことです。何か、そういう記憶を、不思議と思い出す曲なんだよね。またこの曲が、アルバム『花鳥風月』の1曲目だというところが、にくいなーって思う。

 

 

3位 放浪カモメはどこまでも

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マイアミショックが起こり、スピッツとしての方向性を見失ってしまったメンバーは、それでもその”放浪”の中で音を鳴らし続け、ロックの魂を思い出し、ロックバンドとして再び生きていく決意をした。その決意表明として、この【放浪カモメはどこまでも】が挙げられると思う。MVをわざとらしく、ライヴハウスで荒々しく演奏しているような、原点回帰的な映像にしているのも、きっとそういう想いを表しているのだと想像している。

 

 

 

2位 夢追い虫

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もうここまでくれば、スピッツがロックバンドであるということに、何の疑いもないよね。【ロビンソン】や【チェリー】などで、スピッツが止まっている人に、どうだ!これがスピッツだぞ!と突き付けたくなるね、笑。
いぶし銀というか、男くさいというか…そういう重厚なロックという感じがするけど、歌詞はなかなかかわいらしい部分もあって、そういうちょっとした遊び心は忘れないんだなって…歌詞に”エロ”とか使っちゃったりしてね、面白いよね。

 

 

 

1位 僕はきっと旅に出る

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両A面シングルとして発売され、片割れの【さらさら】の方にのみMVが作られ、こちらの方が目立っているように感じる…むしろ、【僕はきっと旅に出る】は、カップリング曲なんじゃないか?とね。こっちも、ちゃんとフルのMV欲しいなー。
…って、これもなんでベストアルバムに入ってないんだ!個人的には、【愛のことば-2014mix-】は良いとして、【タイム・トラベル】は要らないでしょう!カバー曲だよこれ?その代わりに、【僕はきっと旅に出る】を入れたら良かったじゃん!
とまぁ…言っても仕方ないよね、曲数の関係もあるだろうから。僕は僕で、勝手にセレクトして、ベストアルバムをマイリストとして作るとしよう。
そうそう、【僕はきっと旅に出る】の話だけど、想いを語るにはここでは全然足りないので、良かったら、もうすでに紹介済みの【僕はきっと旅に出る】の記事を読んでくださいね、ゆっくり読んだら、多分15分~20分くらいかかる長い記事↓なので…覚悟してね、笑。

itukamitaniji.hatenablog.com

 

 

■もちろん、アルバムに入っているシングル曲は、どの曲も最高なので、全曲知っているスピッツファンの方には復習の一枚として、最近のスピッツあんまり知らないわー、または、いやいやスピッツなんてほとんど聴いたことないやー、という方にとっては、スピッツのことをまとめて聴く良い機会として、大人も子供も、おねーさんも、ぜひ聴いてみてください!

 

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特講:取り急ぎ、深夜の1987→

■今現在、リアルタイムで、30周年記念のベストアルバム『CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-』の発売日まで、いよいよ10日を切ったところである。

 

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一応、その内容を載せておくと、収録曲は、

 

『CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection』
1.ヒバリのこころ 2.夏の魔物 3.魔女旅に出る
4.惑星のかけら 5.日なたの窓に憧れて 6.裸のままで
7.君が思い出になる前に 8.空も飛べるはず 9.青い車
10.スパイダー 11.ロビンソン 12.涙がキラリ☆
13.チェリー 14.渚 15.スカーレット

 

『CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection』
1.夢じゃない 2.運命の人 3.冷たい頬 
4.楓 5.流れ星 6.ホタル
7.メモリーズ 8.遥か 9.夢追い虫 
10.さわって・変わって 11.ハネモノ 12.水色の街
13.スターゲイザー 14.正夢 15.春の歌

 

この2枚のアルバムは、もうすでに発売になっているベストアルバムであるが、今回改めて、コンプリートボックスのアルバム3枚の内の2枚として、梱包されることになった。

 


そして、あと1枚は、これまでになかったアルバムとして、『CYCLE HIT 2006-2017 Spitz Complete Single Collection』が、新たに梱包されることになった。そのアルバムの内容は、

 

1.魔法のコトバ 2.ルキンフォー 3.群青
4.若葉 5.君は太陽 6.つぐみ
7.シロクマ 8.タイム・トラベル 9.さらさら
10.愛のことば-2014mix- 11.雪風 12.みなと
13.新曲 14.新曲 15.新曲.

 

という内容。まぁ、完全に”CYCLE HIT”の続編的な作品である。

 


■アルバム発売決定当初は、13曲目~15曲目に収録される曲が新曲であるという情報のみ伝えられたが、ここ最近で、その新曲たちの正体も発表されてきたので、ここでそれをまとめておきます。

 


13. ヘビーメロウ

 

この曲は、2017年度のめざましテレビのテーマソングとして、すでに4月頃から聴けていたが、程なくダウンロードシングルとして発売になり、そして最近になり、MVが発表になりました。

 

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明るい歌ではあるんだけど、サビの始まりが、(多分)Cmaj7で始まっていたりして、そう一筋縄ではいかないような曲がこれまたクセになっちゃってるところです。

 

 

14. 歌ウサギ

 

まず、このタイトルよ!こんなタイトルつけられるのは、草野さんくらいのものだろうよ、笑。まぁ、"ウサギ"というと、これまでも、【バニーガール】とか【ウサギのバイク】などの曲があったけどさ。

 

この曲は、映画「先生!」の主題歌になるそうで、スピッツが映画の主題歌を手掛けるのは、映画「櫻の園 -さくらのその- 」において【若葉】を提供して以来、実に9年ぶりのことだそうで、何とそんなに長く時間が経っていたのかと、驚くばかりである。

 

この曲については、MVの発表やダウンロード作品などでの配信は未だなく、ニュース番組などで、映画の予告編とともに流れているのが聴ける程度でしかないけれど、新曲3曲の中では一番おとなしい曲で、一応バラードになるのかな。

 

早く、この曲もフルで聴きたいね。

 


15. 1987→

 

つい先日、ミュージックステーションにて、アルバムに収録される未発表曲の最後の1曲の情報を解禁するという情報が流れ、リアルタイムで僕も見たところだ。

 

その時に、一瞬のMVの映像とともに発表されたのが、【1987→】という曲だった。最初はよく分からなかったけど、どうやら”→”までが、この曲の正式なタイトルであるらしい。

 

そして、今日になって、早くもその【1987→】のMVも解禁になった。その情報を知った時、職場で仕事中だったので、よし、帰ってゆっくり見よう!とか思って仕事を続けていたが、何か我慢できなくなって、トイレの個室に籠って、便器の上に座って、小さい音で一回だけ【1987→】を聴いた。(なぜならば、イヤホンを持ってなかったので)

 

なので、この曲の初聴きは、”トイレの個室で”ということになるね、笑。

 

youtu.be

 

草野さん曰く、この曲は、「バンド結成当初の“ビートパンクバンド”スピッツの新曲という想定で作った1曲」であるらしい。つまり、今のスピッツが、昔のスピッツのバンドスタイルを回想して作った、原点回帰的な新曲である、ということであろう。

 

初めてトイレで聴いた時もそうだし、家に帰ってきて改めて聴いてみてもそうだけど、本当に素晴らしい曲だと思う。特に、歌詞がね、本当にスピッツが歩んできた30年をちゃんと閉じ込めているなぁって思える、ファンにとってはニヤニヤが止まらない歌詞なのではないでしょうか。至るところに、草野節が散りばめられていてさ、これは来たな!って感じたでしょう?

 

また、この曲で、初めてスピッツを知ったとしても、きっと良い曲だなって思えるんじゃないかな。本当に、メロディーがすぐになじんで、覚えやすくて、次の瞬間には口ずさんじゃってるもんね。

 


…うん、この曲に関しては、全曲研究セミナーにて、一足先に紹介しようかなって思っています。通常だったら、全曲研究セミナーは、五十音順のシステムを取っていて、新曲は後回しにしているんだけど、この30周年を機会に、この曲だけはこのタイミングで紹介しておきたいんでね。

 

アルバムが発売になった頃にでも、またこの曲は一足先に紹介する予定です、その時はまたよろしくお願いします。

 


■ということで、いよいよスピッツ30周年の祭りが始まるね。

 

アルバムがもうすぐ発売になるし、広島では明日、スピッツ30周年特番「スピッツ『CYCLE HIT』TV」が放映になるし(とても夜中なので、録画して後日見ます…)、いよいよ3050LIVEも始まるしね。

 

思う存分、楽しみましょう!

173時限目:幻のドラゴン

【幻のドラゴン】

 

■アルバム『とげまる』に収録されている曲です。個人的ランキング、195曲中84位でした。『とげまる』のアルバム曲には、本当に名曲が多いですが、この曲はその中でも特に好きな曲です。何か、本当に”真っ直ぐなロック”という感じで、聴いていて気持ちいいです。

 

この曲は確か、アルバムが発売になる前に、CMに起用されて一足先に聴くことができたんですよね。調べていて思い出しました、車のCMでした、ブリヂストン『ブリザック』CMソングですか。冬の車のCMだったので、雪や氷の上を車が走っていくようなシーンがあって、そこが何となく、曲の中に出てくる歌詞の、”ザクザク坂も登る”に似合っているなぁとか思ったことを、思い出しました。

 


■まず、タイトルが独特ですよね、”幻のドラゴン”って。”ドラゴン”とは言わずもがな、空想上の生き物ですよね…誰もが、翼の生えた巨大なトカゲのような、巨大な牙や爪で破壊を尽くし、口からは火を吐く(時には氷や毒の息を吐く)ような、そんな凶暴な姿を思い浮かべると思います。

 

ファイナルファンタジーでいうと、バハムート?ドラクエでいうと、竜王ドラゴンボールでいうと、神龍?…などなど、笑。ファンタジーやアニメなど、空想の物語の世界では、いつだって強い魔物として、ドラゴンは出てくると思いますが、どうでしょうか。

 

そんな、ドラゴンをタイトルに冠したこの曲。しかも、ただ単純に”ドラゴン”と名付けるのではなく、”幻のドラゴン”としているのも、草野さんの何か思惑があったんでしょうか。何となく、”幻の…”が付くだけでも、柔らかい雰囲気になっているように、個人的に思いました。

 


■じゃあ、この曲がどんな曲か。早速解釈してみたいと思います。

 

全体的に読んでみると、この歌は、僕の君への思いを綴った歌だということが読み取れます。(正確には、”僕”という一人称は出てきませんが)

 

具体的に、歌詞を読んでいって、印象に残った部分を紹介してみます。

 



眠れない夜更けに 水一杯飲んで飛び出す
五感をすべて 働かせて
細すぎる糸を遠くまで 紡いでゆく

 

この部分だけを読んでも、なぜ(恐らく部屋を)飛び出したのかは分かりませんが、全体的に読むとこの部分が、君に会いたくなって、居ても立っても居られなくなって、部屋を飛び出した、という描写であると想像できます。”細すぎる糸”なんて、草野さんらしい表現ですね、赤い糸とか言わずにね。【夜を駆ける】でも、”細い糸でつながっている よくある赤いやつじゃなく”なんて歌ってますしね。

 



予感もなく突然 あらわれた赤い果実
優柔不断な気持ちは マッキ―でぬりつぶす

 

ここも独特ですよね。きっと、”予感もなく”と”赤い果実”は、思いがけなく恋に落ちてしまった、ということを表しているのだと思います。

 

”マッキ―でぬりつぶす”も面白い表現ですよね。”マッキ―”は、槇原敬之さん…ではなく、文脈から、マッキーペン…つまり、油性マジックを表していると判断できますが、優柔不断な気持ちをそれで塗り潰すわけですからね、これはそのまま、優柔不断な気持ちを払拭して、君の元へと急いでいる、ということになるのでしょう。

 


そうやって読んでいって、一番印象に残るのは、やっぱりサビの歌詞ではないでしょうか。

 


君に夢中で泣きたい ゆらゆら空を渡る
燃えているのは 忘れかけてた 幻のドラゴン
君に夢中で泣きたい ザクザク坂も登る
よみがえるのは 小さいけれど 強気なドラゴン

 

最後の大サビを載せましたが、まず、”君に夢中で泣きたい”という表現が、すごく印象に残ります、すごい表現ですよね、君に夢中で泣きたい、ですよ。君のこと思い過ぎて、君に会いたくなりすぎて、想いが溢れて泣きそうになっていると、そういうことなんでしょうね。

 

そして、ここには、タイトルになっている”幻のドラゴン”というフレーズも出てきています。

 


■じゃあ、結局”幻のドラゴン”って何なの?って話ですよね。

 

先述の通り、ドラゴンとは、空想上の凶暴な動物のことですが、この歌の中ではその意味通り使われていないということは、まぁ明らかですよね。

 

全体的に読んでみて、この”幻のドラゴン”とは、”僕の気持ち”や”僕自身そのもの”を表しているのだと思います。

 


具体的には、例えば、僕は”優柔不断”であったし、誰かを思う気持ちを”忘れかけてた”ようだし、それでも”君で夢中で泣きたい”気持ちになっているわけですよ。

 

何があったかは分かりませんが、恋愛に優柔不断になっていて、ひょっとすると恋することにさえ臆病になっていたのかもしれません。それでも、思いがけなく恋に落ちてしまったことで、久々に心が”燃えている”のを感じていると、そういうことですよね。そういう、燃えている気持ちを、”幻のドラゴン”という気持ちで表しているのだと解釈しました。

 


いやぁ、【幻のドラゴン】というタイトルで、こんな恋愛ソングを作れるんですからね、ほんとに草野さんは唯一無二ですよ、素晴らしいの一言です。